人間関係が希薄化する社会だからこそ。 コミュニティの「つながり」づくりを支えたい。

人間学部 人間関係学科
生涯教育専攻 2年次生
落ち込んだときまずすること:友達に電話

和田 恵歩さん

※学生の学部学科専攻等の所属表記は入学当時の名称となります。
※学年は、2024年4月時点での情報です。

「私が生まれ育ったのは、とても小さな村です。地域の人たちが生きがいを持って暮らせる社会を支えたいと考えたことが、現在の学科を選んだきっかけです」。

そう話す、和田さん。実際の地域活動に携わりながら学ぶ「杉山・田中ゼミ」での学びに、日々熱心に取り組んでいます。

ゼミではどんな活動をしている?

実際のイベントを地域の方とともに考え、実践することを通じて学んでいます。最近では、天理本通りで行われるマルシェ「本ぶらサンデー」の開催に携わりました。商店街の皆さんを中心とした実行委員会と協働し、商店街を楽しむきっかけとなるような企画や仕掛けを行いました。

難しい点は?どんな風に成長できた?

学生の立場や視点で地域にどう貢献できるのか、自分たちで考えるのは簡単ではありませんでしたが、「やってみよう」と思ったことを企画にしていく力がついたのを感じます。

印象に残っているアドバイスは?

「準備が8割」という、地元の方の言葉です。もちろんイベントの本番は大切ですが、その前段階の準備にこそ力を入れるべきなのだと気づかされた瞬間でした。杉山先生と田中先生のもとで学ぶことができて、天理大学に入学して本当に良かったと日々感じています。

「地域の人間関係が希薄化していると言われる時代ですが、共助という言葉が示すように、私たちの社会には助け合いが必要だと思います」。

和田さんは、身近なコミュニティでお互いを支えることの大切さについてそう述べながら、現在取り組む学びが持つ可能性についてこう話します。

ゼミでの学びは、社会をどんな風に「CONNECT(つなぐ)」する?

人とのかかわりが薄れているからこそ、共に助け合うことがますます求められているのだと思います。そしてともに助け合うためには、人と人とがつながらなくてはなりません。ゼミで携わる地域活動は、まさに人やコミュニティをつなぐものだと考えています。

社会に今、一番足りないものは?

社会問題を「自分ごと」として考える視点が足りないと思います。誰かがやってくれるだろうと考えがちですが、全てを自分自身にかかわる問題として捉えることで、地域も社会もより活性化されると考えます。

最後に、今後の目標について教えてください。

いつか地元に帰って、行政の職員として働きたいと考えています。具体的には、社会教育士として地域の社会教育を支えるのが夢です。地域の皆さんに日々の楽しみや生きがいを与えるきっかけづくりができたら良いなと思っています。

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