
天理大学医療学部看護学科では、地域住民の皆さまを対象に、健康づくりについて気軽に学び、語り合う場として「まちの保健室」を開催しています。
今回の「まちの保健室」では、「脳のはたらき 見える化体験! ~認知機能を守る生活習慣を一緒に楽しく考えます~」をテーマに、脳の活動を実際に“見える化”しながら、認知機能を維持するための生活習慣について学びました。
講義では、看護学科の東真理准教授が、「脳が働く」とはどのような状態なのかを、身近な例を交えながら分かりやすく解説しました。続いて、脳の活動に伴う血流の変化を測定できる装置「HOT-2000」を紹介。頭部に光を当て、血液中のヘモグロビンによる光の吸収量の変化から脳のはたらきを推測する機器で、参加者は脳の活動を目で見て体験しました。 続いて参加者は、「か」「し」「た」から始まる言葉を60秒間でできるだけ多く挙げる「60秒チャレンジ」に挑戦。課題に取り組みながら、モニターに映し出される脳の血流変化を確認し、普段は意識することのない脳の働きを身近に感じていました。


また、「あ」から始まる食べ物を10秒以内に3つ答えるなど、楽しみながら脳を活性化させる「脳活タスク」にも取り組みました。参加者はさまざまな課題に挑戦しながら、日常生活の中でも脳が活発に働いていることを実感していました。
その後は、認知機能を守るために日常生活の中でできる取り組みについて考えました。
東准教授は、特別なトレーニングをしなくても、料理をすることや人と会話すること、趣味を楽しむこと、新しいことに挑戦することなど、日々の暮らしの中には脳を活性化させる機会が数多くあると説明。「毎日の生活を楽しむことそのものが、何よりの“脳活”です」と参加者に呼びかけました。
参加者からは、「新しい料理に挑戦してみたい」「思い出せないことはメモする習慣をつけたい」「音読を始めてみたい」など、それぞれの生活に取り入れられる具体的なアイデアが発表されました。


今回の「まちの保健室」は、脳のはたらきを実際に見える化して体験するとともに、日常の何気ない活動が認知機能の維持や向上につながることを学ぶ機会となりました。
天理大学医療学部看護学科では今後も、「まちの保健室」をはじめとする地域連携活動を通じて、大学で培った知識や学びを地域社会へ還元し、皆さまの健康づくりを支援してまいります。
なお、「脳のはたらき 見える化体験! ~認知機能を守る生活習慣を一緒に楽しく考えます~」をテーマとした「まちの保健室」は、10月21日にも開催予定です。今回参加できなかった方も、ぜひご参加ください。
