天理大学人文学部の国文学国語学科のカリキュラムは、国文学・国語学の両方の分野をバランスよく学べる構成になっています。今回は、3年次に開講される「文章表現1」を紹介します。
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前回は「文章表現1」の授業の中でも詩創作のフィールドワークについて紹介しましたが、今回は小説創作のグループワーク授業についてです。
創作は0から1を作り出す作業で、やはり生み出すには大きなエネルギーが必要となり、ハードルが高いと思われがちです。そこでこの授業ではまず、それぞれが思いついた言葉をカードに書いてシャッフルし、それを組み合わせることで、共通のテーマとなるフレーズを作り、これを作品の土台にすることにしました。写真の授業では、「あの人が初めて学生になる」というフレーズができ、ここからそれぞれ想像力を膨らませて短編小説を書きました。

さらにもう少し進んだ授業では、ある架空の学校、架空の登場人物を設定してもらい、短いエピソードのアイデアを話し合いながら練ってもらい、これを元にそれぞれ作品を一本仕上げることにチャレンジしています。

どんな小説ができるかは今後のお楽しみですが、学生それぞれの思考様式から文体やストーリー展開が生まれ、個性あふれる作品が出来上がっていく過程を見るのは、担当者としても非常に興味深いです。
学生の感想:
「以前より身の回りの出来事や自分の感じたことを意識して見るようになった気がします。」
「人に読まれることを前提として書くため、普段とは異なる視点から構成を創ることができ、大変勉強になりました。」
「表現には正解がないことを学び、読む力だけでなく、自分の思いや経験を言葉で伝える力も少しずつ身に付いたと感じている。」
など、他ではなかなか得られない勉強ができているとの声が聞かれました。
(人文学部国文学国語学科 中村晋吾)