

10月11日・12日の両日、「天理大学創立100周年記念 第4回天理大学・マールブルク大学共同研究プロジェクト」が天理大学を会場に開催されました。本学の協定校であるドイツ・マールブルク大学から宗教研究者らが来訪し、活発な学術交流が行われました。
第4回目となる今回は、「宗教との邂逅―旅・紀行・もの―」をテーマに、両大学からそれぞれ6名ずつ、計12名の研究者が登壇し、12の研究発表が行われました。会議は全て英語で実施され、各発表後には活発な質疑応答と議論が交わされました。
本プロジェクトは、第1回(テーマ「祈り」/マールブルク大学開催)、第2回(テーマ「清め」/天理大学開催)、第3回(テーマ「モノ」/マールブルク大学開催)に続く第4回目であり、コロナ禍を経て再開されたものです。
11日のオープニング・セッションでは、マールブルク大学を代表してバーベル・ベインハウアー・ケルヒャー教授が挨拶を行い、マールブルク大学長による動画メッセージが上映されました。続いて、本学宗教学科主任の東馬場郁生教授が歓迎の挨拶を行い、その後、永尾比奈夫学長による基調講演が行われました。
会期中は3つのセッションが二日間にわたって実施され、各セッションの合間にも両大学の研究者間で活発な意見交換が行われました。天理大学創立100周年を記念する本会議は、中山正善・天理大学創設者によって結ばれた両大学の約70年に及ぶ交流史に、新たな一頁を加える機会となりました。


最終日の13日には、英米学科主任の森下三郎教授の案内により、マールブルク大学の研究者らが天理教教会本部、天理参考館、天理図書館を訪問しました。
(宗教学科 澤井真)