なら歴史芸術文化村の文化財修復展示棟を見学しました 2025.06.06 人文学部歴史文化学科教育・研究社会連携地域・企業との連携受験生の方へ在学生の方へ在学生保護者の方へ受験生の保護者・高校教職員の方へ地域社会とつながる学生同士がつながる卒業生とつながる # なら歴史芸術文化村# 考古学コース# 民俗学コース# 歴史学コース

文化財展示修復棟にて

歴史文化学科の必修科目「文化財行政学」では、天理大学杣之内キャンパス周辺の豊かな歴史的環境をいかしながら、歴史学、考古学、民俗学を学ぶ学生たちが、文化財保護法のもと、有形・無形の多種多様な文化財がどのように保存され、活用されているのかを学んでいます。

5月29日の授業では、杣之内キャンパスから南に歩いて15分ほどの場所にある「なら歴史芸術文化村」で、4分野の文化財(仏像等彫刻、絵画・書跡等、歴史的建造物、考古遺物)の修復工房を見学し、学芸員のお二人に、文化財修復に関するリアルなお話をしていただきました。

なら歴史芸術文化村は、文化財4分野の修復現場を通年公開している日本で初めての施設です。
2019年、天理大学は、なら歴史芸術文化村(奈良県)と連携協定を締結し、人材育成や、教育・研究の推進を連携して取り組んでいます。

なら歴史芸術文化村がオープン! https://www.tenri-u.ac.jp/news/18275/

なら歴史芸術文化村で4大学連携の企画展を開催 https://www.tenri-u.ac.jp/news/37267/

このような施設が大学キャンパスのすぐ近くにあり、通常の授業時間内に行き来して、実践的な学びができる恵まれた環境に感謝したいと思います。(桑原久男)

考古資料の修復工房
建造物の修復工房


受講生コメント

  • 実際に仏像を修復している様子を見学できるという機会はなかなか他ではないだろうと思います。職員の方は見られていて作業に影響がないのかなと思いました。(具志一諒:歴史文化学科考古学・民俗学研究コース3年)
  • 文化財を修復するときは、使える部分はそのまま使い、使えない部分だけ手を加えて元の状態に戻し、それ以上の手を加えないという話がとても印象的でした。(安村陽登:歴史文化学科考古学コース2年)
  • 當麻寺の仁王像の修復現場をみることができました。修復作業は、どの時代に修復したかがわかりやすいよう、現代の方法で行うという話も興味深かったです。必要な和紙生産の後継者問題なども初めて知りました。(佐々木未来:歴史文化学科民俗学コース2年)
  • 学芸員さんが、修理ではなく修復であると何度もおっしゃっていたのが印象的でした。(大谷真奈江:歴史文化学科民俗学コース2年)
  • 普段は立っているところしか見ることができない仏像が横たわっていたり、さらに分解されていたりすることに驚きました。補強をするだけだと思っていましたが、精密な作業で修復をおこなっていることがわかりました。(野村麻菜:歴史文化学科歴史学コース2年)

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