天理大学多文化共生イベント「みんなの文化フェスタ」を開催しました 2025.02.06 国際体験受験生の方へ在学生の方へ世界とつながる地域社会とつながる学生同士がつながる卒業生とつながる

2月1日、天理大学杣之内キャンパス心光館食堂にて、多文化共生促進を目的とした「みんなの文化フェスタ」が開催されました。

このイベントは、奈良県内の生徒や学生に、「みる・たべる・やってみる」を軸に日本や海外の文化に触れてもらおうと、留学生を含む天理大学学生や国際交流センター室職員が主体となって企画したものです。
また本イベントは、JICA関西の協力、天理市ならびに天理市教育委員会の後援、加えて奈良県より「奈良県在住外国人コミュニティ活動支援補助金」の交付を受けるなど、多方面からの支援を得て開催に至りました。

当日、開場時刻の12時30分頃には、イベントの案内チラシなどを見た小中学生やその保護者など多くの来場者が長蛇の列を成しました。

「たべる」ブースでは、県内の飲食店や、外国料理店を経営する本学の卒業生が協力して、多国籍料理を提供しました。参加者たちは、少し甘めのパン生地に鶏肉を詰めたペルー料理「エンパナーダ」や「台湾ポテト」、インドやネパールのチキン料理「チキンティッカ」など、7つの外国料理を楽しみながら、諸外国の食に触れる機会を得ました。

「みる」をテーマにしたステージは、本学雅楽部による、日本古来の音楽を雅な音色と舞で演じた舞楽「左方『還城楽(げんじょうらく)』」の演奏でスタート。続いて、ハンガリー出身で17年間プロダンサーとして活躍した経験をもつ本学外国語学科特任講師 クーセギ先生による「ハンガリーフォークダンス」の披露のほか、天理教語学院の生徒(留学生)をはじめとした「民族衣装ファッションショー」が行われました。この他にも、かつて青年海外協力隊としてエクアドルに派遣され、現在は「ダンスで世界と繋がる」をモットーに活動する奈良県出身のAfroダンサーTAKACO氏による「アフロダンス」ショーや、和太鼓の演奏も行われました。

「やってみる」では、エジプトで実際に柔道を指導した本学柔道部の学生による「柔道体験教室」や「アフロダンス ワークショップ」、本学学生による外国語での絵本の読み聞かせ、天理英語村の講師によるゲーム体験なども行われました。

また、会場内には、JICA海外協力隊員がまとめた世界各地の「どローカルごはん」の展示や、各国の文化を紹介したタペストリーも掲示されました。「クイズパスポート」を手にした多くの参加者が、それらの展示を参考にしながらクイズラリーに参加する様子も見られました。そのほか、JICAブースではアフリカの布を使ったくるみぼたんのワークショップも行われました。

参加者からは、「普段の生活では知ることのできない多文化に触れることができ、『みて』『たべる』『やってみる』が体感できるとても楽しいイベントでした」といった声が聞かれるなど、好評を得るイベントとなりました。

天理大学では、今後も本学学生や留学生、教職員が一体となって「多文化共生」について多くの方に知っていただく機会を企画していく予定です。

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