「2024ムロオ関西大学ラグビーAリーグ」(11月30日、大阪・花園ラグビー場)第7節で、京都産業大学ラグビー部と対戦した天理大学ラグビー部は、31対15で勝利し、4年ぶり13回目となる優勝に輝きました。
優勝がかかったこの試合、先制のトライを決めたのは京産大でした。強力なアタックやモールで天理大を攻め立て、前半12分にトライ、コンバージョンゴールを決め、0対7とします。
その後も京産大のプレッシャーを受ける時間が続きますが、天理大は、粘り強いディフェンスからターンオーバーを奪うなど、徐々に反撃の糸口を見つけます。
前半27分、マイボールのラインアウトからゴール前まで攻め込むと、HO寺西翔生(4年・常翔学園)選手がトライ。さらに前半36分には、PR松野楓舞(4年・松山聖陵)選手が京産大の堅い守りをくぐりぬけてトライを奪います。FB 筒口允之選手(4年・長崎南山)がコンバージョンゴールを決め、12対7と逆転に成功します。
天理大は、前半終了間際に京産大にPGで3点を追加されますが、12対10とリードしたまま前半を終了します。
後半に入ると天理大の攻勢が続き、後半14分にWTB平松麟太郎(3年・東大阪市立日新)選手、同24分にはFL太安善明(2年・天理)選手が連続トライし、FB筒口選手が難しい角度のコンバージョンゴールも決め、26対10とリードを広げます。
その直後、天理大のキックオフのキャッチミスから京産大にトライを決められますが、後半39分、LOアリスター・サウララ選手(1年)がダメ押しのトライを決め、31対15と試合を決定づけます。
両大学ともに前節で敗戦を喫し1敗同士で迎えたこの日の優勝決定戦は、80分間にわたる激しい攻防が繰り広げられましたが、結果、31対15で天理大が直接対決を制し、4年ぶり13回目となる、関西大学ラグビーAリーグ優勝を決めました。
なお天理大学ラグビー部は、第61回全国大学ラグビー選手権大会準々決勝(12月22日、三重・三重交通G鈴鹿)において、関東大学対抗戦Aグループ3位チームと関東大学リーグ戦1部3位チームとの勝者と対戦する予定です。応援よろしくお願いいたします。
・筒口允之選手(4年・長崎南山)主将コメント
春のリーグ戦は苦しい戦いが続き思うような結果が残せませんでしたが、今日、最終節で勝利でき4年ぶりに関西リーグで優勝することができて素直に嬉しいです。これまで支えてくれたメンバーや監督、コーチ、そして、応援し続けてくださった全ての方への感謝の気持ちでいっぱいです。大学選手権では、チャレンジャーとして天理ラグビーらしい泥臭く粘り強いプレーで頑張ります。
・小松節夫監督コメント
昨年は最終節で惜敗し、今年は勝ちたいと思っていました。選手たちが本当によく頑張ってくれて、4年ぶりに優勝することができました。今大会の反省点をできるだけ修正し、大学選手権に臨みたいと思いますので、応援の程、よろしくお願いいたします。
2024関西大学ラグビーAリーグ 天理大学の戦績
第1節 天理大学 22-7 摂南大学
第2節 天理大学 52-28 同志社大学
第3節 天理大学 54-10 立命館大学
第4節 天理大学 64-21 関西大学
第5節 天理大学 28-15 関西学院大学
第6節 天理大学 26-28 近畿大学
第7節 天理大学 31-15 京都産業大学