11月5日、天理大学(永尾比奈夫学長)は、奈良県教育委員会と連携協定締結の調印式を執り行いました。
奈良県教育委員会で行われた調印式には、天理大学から永尾比奈夫学長、岡田龍樹副学長、中谷敏昭体育学部長が出席。奈良県教育委員会からは、大石健一教育長、新子泰夫体育健康課長が出席しました。
天理大学と奈良県教育委員会は、本協定で四つの連携事項を定め、それぞれが有する知識や情報等の資源を活用し、学校教育活動の充実、そして、教員を目指す学生や地域クラブ活動の指導者を含めた人材を育成することを目的として、この度、連携協定を結ぶ運びとなりました。
協定書署名に先立ち挨拶に立った大石教育長は、「スポーツでの実績が多数ある天理大学と連携協定を結ぶことができて大変嬉しく思います。現在、県内では天理大学出身の教員が多数活躍しています。今回の協定をもとに、教員を目指す学生さんに県立学校のクラブ活動を見てもらう場や、県立学校の生徒が大学生の授業やクラブ活動風景を見られる場を、お互いに提供できればありがたいと思います。また、そういう取り組みが教員や生徒、そして学生の資質向上になると期待しています」と述べました。
協定書への署名に続いて、記念撮影が行われた後、永尾学長が挨拶に立ちました。
永尾学長は、「来年創立百周年をむかえる本学は、これまでスポーツを通して人材育成も行ってきました。卒業生には、現役選手として活躍している人だけでなく、指導者として活躍している人もおり、豊富な人材を多数輩出してきました。この協定が契機となり、将来有望な学生たちがキャンパス以外で経験を積みながら、自分たちの持っている能力・経験を地域の学校へ還元できる機会が頂戴できることを大変嬉しく思います。また、人と人をスポーツでつなぎ、お互いに学び合うことで価値を高めていけることを願っています。」と、協定に期待する旨を語りました。
このたびの連携協定をもとに、本学と奈良県教育委員会では、県立学校のクラブ活動や体育授業をはじめとする活動のなかで、双方が支援できる場を生み出し、多様な活動を展開していく予定です。