ウクライナ柔道チームが、10月20日から10月27日の8日間、本学体育学部キャンパスにて柔道部員らと合同練習を実施いたしました。
公益財団法人全日本柔道連盟が招聘したウクライナ柔道チームの受入れについて、同連盟より本学柔道部穴井監督のもとへ依頼があり、本学柔道部ではこれまでにもさまざまな国からの受入れを行ってきたことから、今回も、29名の選手(男女年齢混合)からなるウクライナ柔道チームとの合同練習が実現しました。
合同練習に先立ち、ウクライナ柔道チームの代表選手ら6名は、全日本柔道連盟 振興課国際係の上田晶子氏、穴井監督らとともに本学杣之内キャンパスを訪れ、天理大学永尾比奈夫学長を表敬訪問しました。
表敬訪問で永尾学長は、「ようこうそ天理大学へお越しくださいました。本学において柔道は心と肉体を鍛える重要なスポーツであり、立ち技へのこだわりも持っている。そういう柔道をウクライナ柔道チームの皆さんに学んでいただければ嬉しい」と語りかけました。
ウクライナ柔道チームの代表者らは、「ロシアによる軍事侵攻の影響でウクライナでの生活は本当に大変です。今回、天理では柔道の練習場だけでなく生活の場も提供してくださって本当にありがたく思っています」と、感謝の意を述べました。
表敬訪問を終えた一行は、その日の午後、穴井監督による「柔道クリニック」に参加。23日から26日には、本学だけでなく管内学校の天理高校や天理中学校でも合同練習を行いました。また、25日の本学での練習時には並河健市長も来訪し、合同練習の様子を見学しました。
ウクライナ柔道チームと本学柔道関係者との国際交流の場に、本学日本学科3年次生のパヴルンコワ・ソフィアさんが通訳として参加し、両国の選手たちやスタッフたちがスムーズにコミュニケーションがとれるように努めてくれたことで、終始和やかな雰囲気で懇親することができました。