社会福祉士(ソーシャルワーカー)を目指す学生が取り組む「ソーシャルワーク実習(1・2)」
社会福祉学科で社会福祉士国家資格の取得を目指す学生は、2年次の秋学期と3年次の夏休み(夏季集中)に、ソーシャルワーカーが勤務されている現場で実習に取り組みます。3年次に取り組む「ソーシャルワーク実習2」を履修した学生たちは、今年度も高齢者施設、障害者施設、児童福祉施設、社会福祉協議会、医療機関(病院)などの様々な現場で実習を行ってきました。
「ソーシャルワーク実習指導3」で取り組む実習の振り返り
現在、実習へ行った学生たちは実習後の指導が行われる「ソーシャルワーク実習指導3」で、それぞれの実習での経験や学び、また課題について振り返りを進めています。
児童養護施設へ実習に行った学生たちのクラスでは、「実習で印象的だった経験は何か?」「実習課題への取り組みを通じて学んだことは何か?」など、毎回の講義で設定されているディスカッションテーマに沿って、それぞれの意見を交わし合っています。
付箋を用いて意見を出し合い、時に共感し合い、時に悩み合いながらグループの作成を行い、関連性を考察するなかで、「子どもたちに関する学び」と「支援方法に関する学び」、また「実習生自身の気づき」や「社会的課題」等の、いくつもの学びのカテゴリーが見出されました。
写真1 実習でのエピソード・学びについての意見交換
「実習報告会」に向けて
毎年、現場実習に取り組んだ学生による「実習報告会」が開催されます。社会福祉学科の学生にとっては、自分自身の学びや経験を整理してプレゼンテーションを行い、他の領域で学んだ学生と共有することで、お互いに更なる研鑽を積む経験になります。こうした経験を糧としながら、社会福祉士国家試験への挑戦、また社会福祉現場への就職へ向けて、一歩ずつ成長し続けています。
写真2 各自で出し合った意見を全員で整理・検討