目次
まえがき
序章
第1章 翻訳とは
1 言語学から見た翻訳
2 翻訳の可能性とその基層
3 言葉と世界の関係性から見た翻訳
4 解釈学から見た翻訳
5 言語哲学と翻訳の関係
6 態をめぐる世界観と翻訳
第2章 宗教言語の翻訳
1 「聖なる言葉」とその翻訳
2 宗教言語のグローカルな地平
3 翻訳による原典の蘇生
4 「語りえぬもの」とメタファー
第3章 初期仏教に見る「ことば」の諸相
1 初期仏教小史
2 初期仏教の「ことば」と仏典
3 経典の成立
4 初期仏教の思想
5 論争の超越
6 最後の「ことば」
第4章 仏典翻訳の背景
1 仏典の言語
2 書写仏典の誕生と大乗仏教
3 大乗の起源
4 渡来僧と訳経
5 訳経史の時代区分とその背景
6 変容と疑経(偽経)の関係
7 変容と格義の関係
第5章 仏典翻訳の歴史とその変遷
1 釈道安の翻訳観
2 鳩摩羅什の来華
3 鳩摩羅什の漢訳
4 鳩摩羅什の翻訳観
5 鳩摩羅什一門の活躍
6 玄奘の入竺
7 玄奘の翻訳観
8 旧訳と新訳の比較
9 異文化接触としての漢訳
第6章 天理教教義翻訳の諸相
1 明治期の教義翻訳
2 英国布教と教義翻訳
3 大正期の教義翻訳
4 昭和期(戦前)の教義翻訳
5 昭和期(戦後)の教義翻訳
6 天理教教義翻訳と翻訳課
終章
参考文献
あとがき
No.42『伝道と翻訳-受容と変容の”はざま”から見た史的展開-』(2024年, ¥880)
著者:成田道弘
2024年8月発行