「第36回全日本高校・大学ダンスフェスティバル(神戸)」(8月7日~10日:神戸文化ホール)において、3位相当『日本女子体育連盟会長賞』を受賞した天理大学創作ダンス部の代表学生4名と顧問の塚本順子教授が、9月5日、天理市の並河健市長を表敬訪問しました。
まず、塚本教授が「今回初受賞した『日本女子体育連盟会長賞』は、生き生きとした生命力あふれる表現に対して贈られる三賞の一つのうちで、受賞するのがとても難しく、今回、初めて受賞することができた」と報告しました。
そして、受賞作品「Beyond-イブン・バットゥータの見据えたこの世界(ほし)の未来-」について、「学生たちが、約700年もの昔に世界を旅したイブン・バットゥータの気持ちに思いをはせて作品を創出した」「これまでの受賞作品とは違ったジャンルにチャレンジした作品で、本学創作ダンス部の代表作になるもの」「創作段階において本学馬術部に協力を依頼し、学生たちが実際に乗馬することから生まれた表現も作品に組み込まれている」などと、作品の創作にまつわるエピソードや経緯について説明しました。
続いて、川村ひなた主将(体育学科4年・樟蔭)が「新たな出会いを通して生まれるつながりなど、未来を見据えて作品をつくった」と今回の作品に込めた思いを語り、「その思いを表現するために、見つめ合いながら笑顔で踊ったり、全身で笑いを表現したり、クラップを取り入れたりした」と作舞に関する詳細を説明しました。
最後に並河市長が挨拶に立ち、「毎年、学生の皆さんが塚本先生と様々なコミュニケーションを通して作品を作り上げられていることに心より尊敬しております。また、今回の作品は、多文化共生を考えるという時代に合ったテーマで素晴らしいと思います」と学生らの活躍を賞賛しました。