8月6日から9日にかけて神戸文化ホールで開催された「第36回全日本高校・大学ダンスフェスティバル(神戸)」の創作コンクール部門(大学の部)において、天理大学創作ダンス部が、『日本女子体育連盟会長賞』(3位相当)を受賞しました。
1969年創部の天理大学創作ダンス部は、これまでにこの大会で、神戸市長賞、奨励賞、特別賞、審査員賞など数々の賞を受賞。一昨年は『文部科学大臣賞』(1位相当)、昨年は2位相当である『NHK賞』を受賞(2回目)し、今回は、生き生きとした生命力あふれる表現に対して贈られる、三賞の一つ『日本女子体育連盟会長賞』を受賞しました。
受賞作品の「Beyond-イブン・バットゥータの見据えたこの世界(ほし)の未来-」のテーマは旅です。まだ簡単には人が行き交うことができない約700年前に旅をすることに思いをはせ、学生が作品を創作しました。まだ見ぬ人と出会い繋がることに、生きる意味と喜びがあることに気づくことが、紛争と分断が絶えない今の時代の私たちに必要な気づきであることを示唆してくれていると学生は感じています。
学生たちはプロローグで、時の流れのなかで異なる民族、宗教、文化、言語など様々な価値感が生まれたことを表現。700年前の旅人、イブン・バットゥータが未知との出会いを求めて、何万里もの平原を馬と駆け抜けた様子をダイナミック且つしなやかに表現しました。
また、クライマックスのシーンでは、バットゥータが他者の心を知り価値を認め、開かれた心で対話する喜びと感動を躍動感あふれる演技で披露しました。
約5分30秒の演技のなかで、最高の演技を披露した部員たちは、『日本女子体育連盟会長賞』受賞に喜びを分かち合いました。
なお今大会の様子は、「NHK Eテレ」で下記の通り放送される予定です。
【放送予定】
第36回全日本高校・大学ダンスフェスティバル(神戸)
8月24日(土) 14時よりNHK Eテレ (NHKプラスでも同時・見逃し配信)