史文会は、歴史文化学科歴史学研究コース(旧歴史学専攻)の卒業生・教員を中心にした、歴史の研究会、親睦会です。年1回、会誌『史文』を発行しています。3月19日、22号を刊行しました。
八賀論文は飛騨国で起こった百姓一揆である大原騒動を取り上げています。天明期の騒動は、飛騨の民衆が明和・安永の2回にわたる騒動を経験するなかで深化した惣代名主制を背景として、幕府政権交代を鋭敏に捉え展開した百姓一揆であると位置付けています。この論文は2018年度の卒業論文です。
幡鎌論文は、神仏分離・廃仏毀釈で跡形もなくなった内山永久寺について、華族制、廃藩置県・廃城令、地租改正という日本の近代化政策の中で検討し、廃仏毀釈だけで消えたわけではなかったことを説明しています。
目次は以下の通りです。
