外国語学科タイ語コースは、5月22日午前、外国語学科タイ語・インドネシア語第1共同研究室において、来日中のマハーサーラカーム大学(MSU)教員一行と面会、意見交換を行った。
本学は2014年にMSUと学術交流協定を結び、現在MSUから2名の交換留学生を受け入れている。また例年MSUは、本学が日本語・日本文化を学ぶ機会を提供する「夏期日本語講座」に学生を派遣している。
今回タイ語コースを訪問したのはMSUタイ語・東洋言語学科日本語コースのウィチャヤー・ヨシダ助教授、カノックワンワライ・インホンサー講師、スッパラック・クリッサナーノン講師他の5名。学術交流協定締結に尽力されたウィチャヤー助教授が本学国際文化学部日本学科の卒業生であることから、交換留学生の激励を兼ね、同僚講師を伴っての「母校」訪問を計画した。ウィチャヤー助教授はタイ語コースの野津教授による現地調査の他、ピヤダー教授の編著書における執筆者となるなど学術交流面で惜しみない協力を行ってきた。一方、野津教授がウィチャヤー助教授の日本におけるアンケート調査に協力したこともある。
MSUの一行はタイ語コース専攻科目「タイ語A(表記)」の授業を見学した後、野津教授、ピヤダー教授と面会。これまでの交流を振り返りながら意見交換を行い、今後も教育・研究の両面で連携を図っていくことを確認した。また、2022年度の国際参加プロジェクトの学生引率でMSUを訪問したピヤダー教授は、当時のMSUによる温かい歓迎と同プロジェクトへの協力に謝意を表した。一方、本学のiCAFé(アイ・カフェ)を見学したウィチャヤー助教授は「学生が日常的に留学生と会話を楽しみながら外国語を学べる機会を提供しているところが素晴らしい。MSUにもiCAFéのような施設を開設したい」と述べた。
(国際学部外国語学科 野津幸治・教授)