株式会社呉竹と包括連携協定を締結 2024.05.08 学長室社会連携地域・企業との連携

5月2日、天理大学(永尾比奈夫学長)は、株式会社呉竹と包括連携に関する協定の調印式を執り行いました。

呉竹本社で行われた調印式には、天理大学から永尾比奈夫学長、片岡公博キャリア支援部長らが出席。株式会社呉竹からは、山際義敬代表取締役社長、本学卒業生の西村真由美常務取締役や上嶋ひろみ管理本部総務経理チームマスターらが出席しました。

株式会社呉竹は、人材育成における連携として、海外ビジネスに際して通訳業務を国際学部の学生たちに依頼してきました。また異文化交流として、2022年に当時ウクライナより本学へ避難していた留学生たちに対して、墨づくりや書道といった日本文化体験の機会を提供いただくなど、自社産業を通じた連携を多岐に渡って進めてきました。

こうした経緯から、天理大学と株式会社呉竹は、六つの連携事項を定め、相互の人的・知的資源の活用を通じて、地域社会に貢献できる人材を育成することを目指し、この度、本協定を結ぶ運びとなりました。

協定書署名に先立ち挨拶に立った山際社長は、「今回の協定をもとに、次世代を担う人材、奈良の地域をリードする人材を共に育てていきたい。特にインターンシップや経営参画の機会を呉竹より提供していきたい。」と述べました。

 
続いて挨拶に立った永尾学長は、「今回の協定締結には、呉竹で活躍している本学卒業生たちが、母校に興味を抱き続けて学びや文化体験などに協力してくれた人的交流がベースにあると思う。創立100周年に向かう今年、社会連携センター室の設置とともに、100周年コンセプト「CONNECT 「つながる」を、始めよう。」を掲げた。これは6つの「つながりの場」を想定しており、今回の協定は「ビジネスとつながる」の第一号。この協定をもとに地域社会や地域企業と連携を深めていき、奈良を元気にし、奈良から世界に発信していく事業展開もできれば」と協定締結による地域貢献に期待を寄せました。

調印式後には、記念品の交換や工場見学も行われ、株式会社呉竹の墨づくりの歴史や商品等の紹介を通じて両者の交流を深めました。

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