天理大学柔道部5名がJICA海外協力隊としてエジプトへ派遣 2024.02.29 学長室国際学部体育学部体育学科大学院体育学研究科体育学専攻クラブ・サークル国際体験社会連携地域・企業との連携在学生の方へ在学生保護者の方へ

JICA海外協力隊としてエジプトへの短期派遣が決まった本学柔道部5名が、2月15日、JICA関西の花立大民次長、本学島田勝巳副学長、柔道部監督の穴井隆将准教授らとともに天理市役所を訪れ、並河健市長に派遣前報告と出発の挨拶を行いました。

報告会の挨拶では、JICA関西の花立次長から、2022年11月に天理大学とJICA関西及び天理市で締結された覚書に基づいて、昨年10月の長期派遣が実現し、今回の短期派遣はそれに続くものであることが説明されました。

また花立次長は、「エジプトで柔道の指導をしたり一緒に練習したりすることで、派遣隊員の皆さんにはエジプトという国への理解も深めていただき、帰国後にはご家族・先生方・ご友人に派遣隊員として学んだ経験をお話してほしい」と、派遣の目的に触れながら隊員たちを激励しました。

昨年、「ボランティア連携事業事前視察」を行った穴井監督からは、5名の隊員選出の経緯や、皆が好奇心旺盛で真面目であり、学業においても優秀であるとの説明がなされました。

穴井監督は、「今回の派遣事業はとても貴重な機会であり、何かをしっかりと見つけて人間的に一回り大きくなって元気に帰ってきてほしい」と隊員たちに声をかけました。

続いて島田副学長が、「隊員の皆さんにとってこの1ヶ月は『イニシエーション』という意味あいを持ち、世界の見え方や柔道への取り組み方が変わって、今後の生き方が豊かになるのではないかと期待しています。帰国後の報告を楽しみに待っています」と激励の言葉をかけました。

隊員らの代表として、舟﨑千夏隊員が「今回の事業に関わってくださった関係者の皆様方に感謝の気持ちでいっぱいです。今回派遣が叶わなかった部員たちの思いも胸に、現地でしっかりと役目を果たせるよう頑張ります。帰国後は、柔道部員だけでなく天理大学の多くの学生たちに今回の派遣活動を伝えられるよう、そして次に繋げられるよう、5名全員で1ヶ月間の活動に務めます」と決意を述べました。

懇談の場では、隊員たちからの様々な質問に対して、エジプトでの勤務経験のある並河市長がユーモアを交えつつ詳細に答え、また昨年初めてエジプトを訪れた穴井監督が食事面についてアドバイスを送りました。当初、緊張や不安を感じていた隊員らも次第に笑顔になり、和やかな懇談の場となりました。

なお、今回の短期派遣に先立ち、昨年10月には長期(2年間)派遣隊員として、本学卒業生の門田優吾さんが、エジプト柔道ナショナルチームの技術向上、エジプトにおける柔道の普及に務めるべく現地へ赴き、現在も活動中です。

今回、JICA海外協力隊の短期派遣隊員5名は以下のメンバーです。

  • 舟﨑千夏さん(本学大学院体育学研究科体育学専攻1年)
  • 濱中大地さん(体育学科4年・初芝橋本)
  • 芝彩那さん(地域文化学科3年・龍谷大学付属平安)
  • 柴田勘次郎さん(体育学科2年・天理)
  • 樋笠将太さん(体育学科2年・志度)

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