日米高校生のオンライン交流会 英米語専攻学生、卒業生が活躍 2023.06.01 国際学部英米語学科国際体験

 5月17日、米国ハワイ州ヒロ高校と天理高校3年生英語コースのオンライン交流会が開催され、本学英米語専攻学生2名と同専攻卒業生(科目等履修生)2名が交流グループのファシリテーターとして参加しました。

 本交流会は2022年度に本学英米語専攻の山本享史准教授のコーディネートにより始まり、今回で2回目となります。グループディスカッションのファシリテーターとして参加したのは、井筒いつみさん(3年・天理)と廣前丈琉さん(3年・天理)、同専攻OBで科目等履修生の板倉紗良さん(2023年3月卒業・奈良女子)と西野ともみさん(2023年3月卒業・天理教校学園)。4名はいずれも英語科教員をめざし、現在、教職課程を履修しています。

 交流会では、まずそれぞれの学校からニュースを紹介しました。天理高校からは、現在のマスク規制が緩和されてきた学校の様子が写真とともに報告されました。ヒロ高校からは、ハワイの文化フェスティバルに参加したヒロ高校太鼓クラブの活動がスライドと動画で紹介されました。

 その後、両校の高校生は4つのグループに分かれてそれぞれにディスカッションの時間を持ちました。大学生4名は各グループのファシリテーターとして、与えられたトピック(① 将来の夢/挑戦したいこと ② 私おすすめの場所/もの)について、英語と日本語を用いてディスカッションを進め、高校生の理解度に応じて言語サポートを行いました。
 1時間の行事でしたが、ハワイ州ヒロ高校の生徒、天理高校英語コースの生徒ともに語学力を活かした交流を楽しみました。

 交流会後の振り返りで、ヒロ高校のAya Shehata教諭から「サポータとして入ってくれた大学生の存在が大きかった。コロナの期間中、いくつかの高校と交流会をしたことがあるが、ファシリテーターの方がいないとうまく進まないことが多かった。グループ内で誰もしゃべらなかったり、特定の生徒だけが盛り上がって話し続けてしまったり。今日はファシリテーターの学生さんの力があって本当によかったと思う。ありがとうございました」と、本学学生らを賞賛するとともに労いの言葉が送られました。

廣前さんコメント
2つのトピックでディスカッションできるように時間配分を考えていましたが、最後は時間が少なくなってしまいました。全体的に英語でのコミュニケーションが多くなってしまいましたが、本当に楽しく時間を過ごせました。

西野さんコメント
グループの人数が少し多かったので、グループ全員の話す機会を確保するのは難しかったですが、私自身も楽しめて、とてもいい経験になりました。またこのような機会があれば、声をかけていただけるとありがたいです。

山本享史准教授(英米語専攻)コメント
「今回は英語科教員を目指しているゼミの学生、修了生にお手伝いいただきました。外国語教育に携わる教員として、生徒たちの異文化接触の機会をどう設定し、その楽しさや難しさを実感させる時間をどう作るのかを考えることはとても大切なことだと考えています。交流を行った天理高校生とハワイの高校生、そしてそれを支えた教員志望の学生たちにとっても意味のある時間になったのではないかと思っています。」

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