中国語専攻学生が2023年度秋学期学外コンテストを席巻 2023.12.12 中国語学科

本学中国語専攻の学生が、今年度も学外コンテストに積極的に参加し、日頃の授業で高めた語学力を発揮して好成績をおさめました。

10月22日に開催された「第41回全日本中国語スピーチコンテスト」奈良県大会(奈良県日本中国友好協会主催)、並びに同月28日に開催された大阪府大会(NPO大阪府日本中国友好協会主催)に2年生が多数参加し、朗読部門と暗唱部門のすべての賞を独占しました。

奈良県大会入賞者
大阪府大会入賞者

紀本麻衣さん

奈良県大会では、朗読部門で紀本麻衣さん(2年・大宇陀)が、暗唱部門で谷口瑞妃さん(2年・法隆寺国際)と内藤航さん(2年・浜松学院)が同点で、それぞれ1位を獲得、紀本麻衣さんが県代表として全国大会に推薦されました。紀本さんはその後に行われた音源審査において朗読部門(大学生・大学院生の部)の最優秀賞(第1位)に選ばれ、来年1月7日に東京・飯田橋の日中友好会館で開催される同コンテスト全国大会の朗読部門表彰式で、日本一の朗読を披露することが決まりました。



宮城聖蘭さん

また、同コンテスト大阪府大会では、朗読部門で宮城聖蘭さん(2年・神戸野田)が、暗唱部門で内水千咲子さん(2年・滋賀学園)が、それぞれ見事、優勝をおさめました。








芹澤はる代さん(左)と佐々木健吾さん(右)

11月18日に開催された「第37回全日本学生中国語弁論大会」(京都外国語大学・上海教育国際交流協会主催)では、佐々木健吾さん(3年・関商工)と芹澤はる代さん(3年・天理)が出場し、入賞を果たしました。







卓球部に所属している佐々木さんは、「私の新たな目標」というタイトルで発表し、「コロナ禍の影響で今年は中国留学を断念したが、今夏の台湾での語学実習がきっかけとなり、来年は台湾に留学して台湾の大学卓球選手権大会で優勝したいという新たな目標を持つようになった」という内容を、正確かつ流暢な中国語で熱く語り、京都外国語大学総長賞を受賞しました。

昨年の大会で京都新聞賞を受賞した芹澤さんは、今年はさらに上の賞を目指して本大会に臨みました。芹澤さんは「多文化社会の国際人になる」との発表の中で、「国際人は外国語で自分の意見を言えるだけでなく、人を助ける心を持っているべきだ」という考えを述べたうえで、「多文化共生化が進む日本社会で日本人と在留外国人の仲介人として貢献したい」という夢についても語り、昨年より上の京都商工会議所会頭賞を獲得しました。

芹澤はる代さん
佐々木健吾さん

中国語専攻主任・中川裕三教授のコメント

「全国大会の朗読部門とスピーチ部門の両方で最高の賞を受賞できたのは、喜ばしいだけでなく、大変意味のあることだと思っています。留学していない3年次生がスピーチで頑張ったことにより、1年次に学内コンテストで中国語の発音の基礎を固め、2年次で学外コンテストの朗読・暗唱部門に挑戦して中国語の表現力に磨きをかけ、3年次にスピーチ部門で将来の夢を語る、という新たな成長モデルができました。佐々木さんは4年次で留学し、芹澤さんは中国語ボランティア通訳でそれぞれ中国語を鍛える計画なので、2人のさらなる成長を楽しみにしています。」

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