天理大学と社会医療法人高清会(高井病院)、天理市福祉政策課が地域課題解決の連携事業として、今年度に展開してきた「身体いきいきチャレンジⅡ」が、12月14日の測定会を以て全8回のプログラムを終了しました。
この測定会は、天理大学と社会医療法人高清会(高井病院)の包括連携協定に基づく取り組みで、地域・社会における健康増進を図ることを目的に、9月4日から12月14日にかけて実施。41名(病気のため1名キャンセル)が申し込み、全8回の運動教室と自宅運動を40名が完遂しました。
測定会では、本学体育学部の中谷敏昭教授と高井病院の中村洋貴理学療法士による運動指導、中谷教授と寺田和史教授、医療学部臨床検査学科の藤原美子講師、天理市福祉政策課の加藤千尋保健師らが筋力やバランス能力、身体組成、呼吸機能を測定しました。
教室終了時の体力測定には、大学院体育学研究科の大学院生と中谷ゼミに所属する体育学部3年次生と4年次生の4名も測定に協力しました。
この連携事業は、私立大学研究ブランディング事業(文部科学省)の健康づくり研究部門「中高年者と高齢者の健康づくり・介護予防に関する研究ユニット」の活動の一環で、天理市民の健康づくりに貢献する事業となりました。
参加者の平均年齢は75.7歳で、80歳以上は12名、最高齢は92歳の女性(Nさん)でした。Nさんからは、「教室に参加して毎日いきいきするようになった。来年もこのような教室を続けてほしい。」との声も聞かれました。
運動教室の成果は、12月18日の結果説明会で各自のデータを元にフィードバックされます。