なら歴史芸術文化村での「健康づくりイベント」を実施 2023.09.29 社会連携地域・企業との連携

9月28日、なら歴史芸術文化村を訪れた方々に脚筋力年齢の測定を体験してもらう「健康づくりイベント」を開催しました。

この日10:00~12:00で行われたイベントには42名が参加しました。脚力年齢測定は、参加者が椅子に座っている状態から立ち上がる際に使う力を測定するもの。これは本学の中谷敏昭体育学科教授が約20年の研究成果から評価法を確立したもので、椅子から立ち上がる際の床反力(体重計)の大きさから算出する数値を自分の脚力年齢として知ることができる内容となっています。

ブースでは、中谷教授と体育学研究科大学院生に加えて、来年度より教員となる奈良教育大学大学院生(保健体育)も測定に協力しました。

今回のイベントでは、「なら歴史芸術文化村」が参加者にアンケートを実施した結果、「また参加したい」と答えた参加者が95%にのぼる高評価を得ました。

今回のイベントを担当した中谷教授は、「『老いは脚から』として知られているように、加齢にともなって脚筋力は低下します。特に、太腿前面の筋力低下は著しく、その結果、ダッシュやジャンプなど大きな力の発揮を必要とする運動が難しくなります。自分の筋力の現状(年相応か、老けているか、若いか)を知ることは、体重や血圧を知ることと同様に、健康の維持増進に必要で、運動やスポーツを実践するきっかけにつなげてほしい。」と述べるとともに、今後も同様のイベントを奈良県内、天理市内で展開していく旨を語りました。

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