前栽校区の高齢者の体力測定を実施 2023.03.29 体育学部社会連携地域・企業との連携私立大学研究ブランディング事業 # 社会連携

3月23日、本学体育学部キャンパスにおいて、同学部の中谷敏昭教授と寺田和史教授が、天理市田井庄町出郷長寿会からの依頼を受け、高齢者の介護予防に必要な6種目の体力測定を行いました。

この企画は、天理大学私立大学研究ブランディング事業「健康づくり研究部門」の「中高年者と高齢者の健康づくり・介護予防に関する研究ユニット」の継続事業として、中谷教授が担当しており、今年で3年目の測定となりました。

体力測定に参加したのは、天理市立メディカルセンターで行われている「いきいきはつらつ教室」「活脳と筋トレのサロン」に参加する校区在住の高齢者20名です。

体力測定では、椅子からの立ち上がり筋力、肩押力・肩引力、握力などの筋力の他に、筋肉量を測定できる身体組成、足のステッピング、2ステップの歩幅など、日常生活に必要な能力を評価しました。普段の生活ではこのような複合的な体力を測定・評価する機会はほとんどないことから、参加者は測定に協力した大学院生や学生、卒業生から説明を受けながら測定しました。

測定後は、参加者自らが握力の平均値や、2ステップの歩幅を身長で除して値を算出して、自身の体力の現状を知る作業も行いました。
その後、体力を維持するために必要な活動や運動についての講話も行い、「ながら」で無理せず行う、現状を維持することが数年後の体力向上に繋がる、筋肉に刺激を与えるなど、心と体を若く保つ秘訣の説明も行いました。

体力測定を担当した中谷教授は、「私立大学研究ブランディング事業の継続事業として、今後も地域からの要請に応じて介護予防や健康づくりに貢献していきたい」と意気込みを示しました。

関連リンク

ページ先頭へ