文学部(2023年度改組前の学科・専攻) 歴史文化学科(2023年度改組前の学科・専攻)
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※天理大学は、学部学科の再編によって、2024年4月から人文学部、国際学部、体育学部、医療学部の4学部体制に生まれ変わりました。
歴史文化学科での学び
歴史文化学科は歴史学・考古学・民俗学の三つの学問分野で構成されており、歴史と文化に関わる広大な領域をカバーしています。取り上げる資料も多様です。たとえば、考古学的な遺物や遺跡、古文書や公文書、近現代の新聞や雑誌・映画などのマスメディア、さらには民話や歌・信仰などの無形文化等。あらゆるものを題材として、歴史と文化について考えていくことができます。
研究コース制
学びを深めていくために、歴史学研究コースと考古学・民俗学研究コースの2研究コースを設けています。
1年次に歴史学・考古学・民俗学の基礎教養を学び、自分の興味や関心をじっくりと考えましょう。
2年次から歴史学研究コースと考古学・民俗学研究コースのどちらかに進み、専門性の高い内容を学びます。
2年次・3年次で講義や演習・実習を通じて専門性を深めます。
そして4年次に集大成となる卒業論文を執筆します。
少人数制教育
少人数教育により、お互いの顔がわかる関係のもと、対話と実践を通じて知識や技能を身につけ思考力をやしなっていくことができます。
1年次から4年次まであるゼミでは、自ら調べたり議論をしたりすることにより、構想力・論理的思考力・表現力・コミュニケーション力を養います。また、史料・資料の読解やフィールドワークを通じて、歴史と文化に直にふれながら課題を設定し解決する力をつちかいます。
恵まれた環境
奈良・天理だからできる「本物」の中での学び
考古学実習では大学周辺の布留遺跡等から出土した遺物から学びます。
民俗学実習では実際の暮らしの中にある道具や行事等を対象として調査研究の方法を学びます。
日本近世史料実習では、古文書解読の基礎を学んだのち、天理図書館所蔵の古文書や市内に残る古文書に触れながら整理を体験します。
天理参考館、天理図書館、最先端の調査機器など、あらゆる「本物」の中で学びを深められます。
附属天理参考館
世界の生活文化と考古美術の資料が充実する博物館。
ふだんの授業でよく利用するほか、博物館実習では博物館の実務にも接します。
附属天理図書館
国宝・重要文化財を多く所蔵。膨大な近世文書のほか、歴史学・考古学・民俗学の研究に欠くことができない、明治・大正・昭和の蔵書も充実しています。
西山古墳
キャンパス内にある日本最大の前方後方墳。このほか近隣には多くの古墳があり、徒歩や自転車で容易に訪問できます。
周辺マップ
歴史と文化を学ぶには絶好のロケーション
キャンパスは、平城京と飛鳥・藤原京を結ぶ、「山の辺の道」沿いに位置しています。
大規模集落遺跡、巨大古墳、日本最古級の神社、城跡、伝統集落など、様々な文化遺産に囲まれています。
日本の原型ともいうべき恵まれた環境が、みなさんのフィールドです。
取得できる資格・免許
○博物館学芸員
○中学校教諭(社会)
○高等学校教諭(地理歴史)
資料や作品を過去から未来へ受け渡し、展示を通じて新たな価値を提示する専門職である博物館の学芸員。歴史文化学科は学芸員課程を担当しています。博物館勤務の経験がある教員、附属施設の天理参考館とその学芸員のもとで学びながら、博物館に勤務する際に必要となる学芸員の資格を取得することができます。
歴史文化学科の科目に加えて、教職に関する科目を修得することにより、中学校教諭一種免許状(社会)、高等学校教諭一種免許状(地理歴史)を取得することができます。
卒業後の進路
大学で学んだ歴史と文化に関する知識や技能を活かすことができる仕事は近年ますます拡大しています。中学校・高校の教員や博物館の学芸員、地方自治体の文化財担当部署の公務員だけが進路ではありません。公務員でも、文化振興や地域創生に関わる部局で、地域の歴史と文化について学んだことは役立ちます。さらには観光業者やマスメディアなど、歴史文化学科を卒業することによって様々な活躍の場を目指すことができます。
進路・就職状況