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 【スペイン語・ブラジルポルトガル語専攻】

ペルーの国会議員を招いて、人権啓発行事を開催

1月22日、天理大学国際学部外国語学科スペイン語・ブラジルポルトガル語専攻は、ペルー共和国の国会議員タニア・パリオナ・タルキ氏を招いて、人権啓発行事講演会「ペルーの先住民問題から人権を考える」(主催:天理大学国際学部)を開催しました。

ペルー・アンデス山岳地帯に位置するアヤクチョ県出身のタニア氏は、子どもの頃、内戦により村が破壊されたため、都市に移り住み、同じように都市に逃れてきた人々のケアをするNGO団体の活動に参加するようになりました。そして、15歳の頃から先住民族の子供たちの代表として、国連等の会議にも参加するようになり、現在は、ペルー国内に52存在する先住民族を代表する唯一の国会議員として、先住民問題に取り組んでいます。
タニア氏は、講演会で先住民族の現状などを解説し、先住民族は守られる存在ではなく、主体として自ら歩んでいる存在であるということを認識して欲しいと出席した約40名の学生に語りました。

また、天理大学卒業生の五十川大輔(イスパニア学科、2000年卒)氏が、タニア氏の通訳を務めました。五十川氏は、天理大学で中南米の実情を学ぶにつれ、将来は中南米に移住し、貧困問題等で苦しんでいる人々の役に立つ仕事に就きたいと思い、3年生の時にペルーに渡りました。そこで、貧困問題を目の当たりにし、人々の役に立ちたいという思いを強くすると同時に、専門知識と経験が必要なことを痛感した五十川氏は、天理大学卒業後、ペルー国立大学に入学し、社会福祉を専攻しました。ペルーでは、リマ郊外のスラム街にバラック小屋を建て、そこで家庭の収入を支えるために働く子供たちの問題に携わりました。現在は、タニア氏の出身地であるアヤクチョ県に移住し、日本のテレビ番組のコーディネーターをしながら、タニア氏と共に地域の子供たちとの新たな活動を模索しています。
講演の最後に天理大学の卒業生として後輩たちにメッセージを求められた五十川氏は、5年先、10年先のビジョンを持って、それに向けた大学生活を送ってくださいと話しました。
なお、講演に先立ち、タニア氏は東馬場郁生副学長と懇談を行いました。タニア氏は、卒業生の五十川氏がペルーの先住民族問題に尽力していることについて、東馬場副学長に感謝の意を表すと共に、先住民族問題をテーマにしたこの講演が人権を考えるひとつの契機になって欲しいと述べました。

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