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 【歴史文化学科歴史学研究コース】

天理図書館で「日本近世史料実習3」を実施

歴史文化学科歴史学研究コースは、「古文書を取り扱える専門家の育成」を目標に段階的なカリキュラムを実施し、古文書を読み整理する力を養っています。3年生対象の「日本近世史料実習3・4」では、天理大学附属天理図書館所蔵史料の整理に取り組んでいます。

天理図書館は蔵書数約150万冊を誇り、『日本書紀神代巻』『劉夢得文集』など6点の国宝と、『和名類聚抄』『古事記』など86点の重要文化財を含む、貴重な文献・史料を数多く所蔵しています。実習では、その所蔵史料の中から未整理の古文書(近世・近代文書)を用いて、史料整理の実際を経験します。

春学期の科目である「日本近世史料実習3」は、天理図書館内の一室で行われ、幡鎌一弘教授と黒岩康博准教授が担当。さらに天理図書館の澤井廣次司書と三村勤司書が指導に加わっています。これまでに大和国(奈良県)の嶋野村高嶋家文書と今井村平井家文書の合計169点の整理を終え、引き続き永原村嶋田家の文書約120点を整理しています。

6月28日に行われた実習では、現在でいうならば戸籍台帳の変更を届ける書類である「宗旨送り状」から差出人や宛先、製作年などを読み解き、調書に記入しました。作成した調書はデータ化し、図書館における史料公開に役立てられます。

天理図書館の澤井廣次司書は、「整理を終えた嶋野村と今井村の史料の目録は年度内にも公開を予定している。日本近世史の研究に活用されるのはもちろん、地域の方々が地元の歴史を知る手助けにもなるはず」と期待を寄せます。

幡鎌一弘教授は、「実習前に腕時計や装飾品を外して手洗いを行うなど、古文書の取り扱いには細心の注意が必要。ここでの作業が天理図書館における史料の保存・活用に直接つながるという使命感をもって実習に臨んでほしい」と話します。また、黒岩康博准教授も今後の展望について「今は取り組みやすい、型が決まった史料を扱っているが、様々な種類の史料を整理していくことができれば、村に残る文書の傾向が分かり、他の地域との比較も可能になるのではないか」と語りました。

歴史学研究コースは今後も天理図書館と連携し、所蔵史料を用いた実践的な学びを展開していきます。

コメント

受講学生・毛利 航さん(歴文3年・中村)

「くずし字は似ているものが多いため、見間違えのないように先入観を捨てて作業に取り組んでいます。実習を通して古文書の扱い方や集中力が身につきました。また、奈良の歴史を当時の人々の残した文字から知っていく面白さも感じています。今後は先生や司書の方々を頼らずに自力で古文書を読み解く力を磨いていきたいです」

受講学生・網野 芽衣さん(歴文3年・天理)

「2年生までは古文書のコピーを使ってくずし字の読み方を学んできました。この実習で初めて貴重な現物に触れることができ、嬉しく思っています。また、私たちの作業が歴史研究に役立てられると思うと責任を感じます。歴史や文化の継承に興味があるので、将来は地元・高知県の文化財保護や地域活性化に携わるのが目標です」
 

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