松岡 薫講師の著書『俄を演じる人々—娯楽と即興の民俗芸能—』が出版されました。

松岡 薫(著)、森話社、2021年2月18日、6400円+税
その年の祭礼だけで上演され、台本や記録を残さないことが多い「俄(にわか)」という芸能があります。世相風刺や機知に富む滑稽なこの芝居は、いつ頃から作られ、どのように上演されてきたのでしょうか。
私は、調査研究されることが少なかった俄について、約10年間にわたって北部九州で現地調査を続けてきました。俄を演じる青年たちの活動に密着し、俄の制作と上演の様子をつぶさに観察して、この即興芸能が創出される現場を、一冊の著書としてまとめました。
今日、祭りのなかで俄を演じる地域は段々と少なくなっています。本書を通じて、地域に伝わる「俄」という芸能文化の一端に触れていただければ嬉しいです。(松岡 薫)
その年の祭礼だけで上演され、台本や記録を残さないことが多い「俄(にわか)」という芸能があります。世相風刺や機知に富む滑稽なこの芝居は、いつ頃から作られ、どのように上演されてきたのでしょうか。
私は、調査研究されることが少なかった俄について、約10年間にわたって北部九州で現地調査を続けてきました。俄を演じる青年たちの活動に密着し、俄の制作と上演の様子をつぶさに観察して、この即興芸能が創出される現場を、一冊の著書としてまとめました。
今日、祭りのなかで俄を演じる地域は段々と少なくなっています。本書を通じて、地域に伝わる「俄」という芸能文化の一端に触れていただければ嬉しいです。(松岡 薫)