地域文化学科 住原則也教授が分担執筆した『企業経営のエスノグラフィー』(東方出版)が2020年3月6日発刊。

住原 則也(分担執筆)
出版社:東方出版(2020/03/06)
定価:7,150円(本体:6,500円+税)
本書の説明書きには、「企業、会社、事業などの経営についてのエスノグラフィック(民族誌的)な報告。これは経営学者と文化人類学者の両者に開かれたコラボレーション研究で、12の論文はいずれも国際人類学民族科学連合の大会ならびに中間会議の企業人類学委員会において議論されてきた報告の記録。ビジネス現場をフィールドとし、企業の経営システム、働き方、社会とのありようなどを多角的に研究する。」とあるように、さまざまな企業経営のあり様を、文化人類学的なテーマと手法でどのように見ることができるのかが扱われています。
住原教授は、第2章「経営理念は文化の壁を超えるのか——パナソニックの初期インドネシア展開の事例から」という論考を寄稿して、通常なら異文化間で伝わりにくい、日本の企業における価値理念が、どのようにして伝えられたのかを、現地調査と綿密なオーラルヒストリーの語りにも依拠しつつ、異文化間伝播のプロセスを明らかにした一事例を示しています。
住原教授は、第2章「経営理念は文化の壁を超えるのか——パナソニックの初期インドネシア展開の事例から」という論考を寄稿して、通常なら異文化間で伝わりにくい、日本の企業における価値理念が、どのようにして伝えられたのかを、現地調査と綿密なオーラルヒストリーの語りにも依拠しつつ、異文化間伝播のプロセスを明らかにした一事例を示しています。