「ボランティアサークル『マンモス』での活動に取り組み、障がい児支援施設で主に発達障がいをもつ子どもたちとかかわるボランティアを行っています」。
心理学を学ぶ岡本さんは、ボランティアサークルの活動にも熱心に取り組んでいます。
サークルのメンバーと意見を出し合う毎日は、新しい気づきの連続だそうです。
サークルに参加したきっかけは?
入学後のクラブオリエンテーションでボランティアサークルの存在を知りました。実はそのときはあまり関心がなかったのですが、大学の授業で発達障がいについて学んだことで興味が湧いてきて、2年生の4月に加入しました。
どんなことが大変?どうやって乗り越えた?
子どもたちに喜んでもらえることを考えるのが難しく、かなり悩みました。 今も試行錯誤ですが、OB、OGや保護者の方から助言をいただいたことで、それぞれの個性に対応をしていく力がついたと感じています。
「『マンモス』の活動は、障がいに対する偏見をなくし、障がいがある人もない人も楽しめる社会のつながりの場になると思っています」。
そう話す、岡本さん。障がいの有無にかかわらず、すべての人が交流できる機会づくりをめざす彼には、影響を与えてくれた大切な人がいるそうです。
あなたに影響を与えた「CONNECT(つながり)」は?
幼馴染です。一人っ子の私にとっては姉のような存在で、なんでも話せる存在です。しばらく連絡を取っていなかったにもかかわらず、悩んだときに連絡すると一緒に散歩をしながら話を聞いてくれたこともありました。「頼ること」の大切さを教えてくれた人です。
今の社会には、何が足りないと思う?
心の余裕が足りないと思います。困っている人の力になろうとしても、心に余裕がなければ行動に移すことは困難です。皆がものごとをあまり悲観的にとらえず、貧しい人を見下したり、裕福な人を妬んだりしなくなれば世界は良い方向へ向かうのではないかと感じます。
最後に、将来の目標を教えてください。
まだ考え中ですが、公認心理師や臨床心理士資格を取得し、カウンセラーになること、あるいは、心理技官になることなど、学部で学んだことが活かせる職業に就きたいです。
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人文学部 心理学科
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