奈良時代の人は、何を食べていた?『万葉集』に読まれた“食べ物”に惹かれて。

文学部 国文学国語学科
4年次生
好きな食べ物:わかめと豆腐の味噌汁

福田 美都穂さん

※学生の学部学科専攻等の所属表記は入学当時の名称となります。
※学年は、2024年4月時点での情報です。

「万葉集の歌には、カツオやタイなど、今の私たちが口にする食べ物とあまり変わらないものも出てきます。なかには、調理方法を記したものまであるんです」。

国文学国語学科の福田さん。演習で『万葉集』の授業を受けたとき、食べ物に関する歌がたくさん詠まれていることに気づいたそうです。

今、熱中していることは?

「上代文学における食文化の研究」です。人にとって必要不可欠な「食」ですが、単に生きるためだけではなく、当時どのような意味があったのかについて研究しています。食べ物を通じ、当時の生活が見えてくるのが面白いです。

どんなところが難しい?

食材の歌を一つ一つ調べながら、その食材が本当に当時の人たちにとっての「食べるもの」として扱われているかについて判断するのがなかなか難しいです。でも、その分とてもやりがいがあります。

テーマは、将来にどうつながる?

上代文学を通じ、自分は食べ物のことが好きなんだと分かりました。将来は食品業界に就職したいと思っています。

「天理大学の好きなところは、先生と学生の距離が近いところです。親身になって相談に乗ってもらえる、とても恵まれた環境だと思います」。

そう話す福田さん。彼女が影響を受けたのは、飛鳥・奈良時代の詩歌や伝説の比較研究を行う、国文学国語学科の大谷歩講師だそうです。

影響を受けた学科の先生は?

大谷先生です。先生の授業のおかげで『万葉集』や上代文学の面白さに気づくことができました。感謝しています。

最後に、将来の夢について教えてください。

いつかの夢の話ですが、絵を描くことが好きなので絵本作家になって子どもたちを笑顔にできたらなと思っています。

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