「中学校のときに、世界史で日本の明治時代について勉強する機会があり、その文化がとても面白いと感じました。神社やお寺、茶道や書道、舞子さんなど、島国独特の文化があるのではないかと興味をもったことがきっかけです」。
日本研究と日本語の勉強に励む、ヴィクトリアさん。ウクライナ出身のヴィクトリアさんは、母国でもともと日本語を勉強していたものの、来日してからは苦労も多かったそうです。
日本に来てから、大変だったことは?
これまで勉強していた日本語が、ほとんど役に立たなかったことです。テキストに書かれている日本語とは違う、関西弁や若者言葉にとまどいました。
どんな風に乗り越えた?
LINEやメールといったツールも活用しながら、日本人の友人と日本語で会話したり、メッセージでやりとりしたりする機会を増やしました。2年経った今は、日本のドラマを日本語で理解できるまでになりました。留学先から久々に帰ってきた友人から「すごく日本語が上手になっている!」と言われたときは、本当にうれしかったです。
興味を持って取り組んでいるテーマは?
日本語の勉強はもちろんですが、特に日本文化・日本社会・日本でのコミュニケーションにとって何が大切かについて勉強しています。
「今はまだ難しいかもしれないけれど、将来は日本語の先生になることが夢です」。
将来の目標についてそう話す、ヴィクトリアさん。天理大学の落ち着いた雰囲気のなかで目標にむけて勉強に励んでいます。
天理大学でお気に入りの場所は?
3・4号棟前の広場です。母国で大学生だった頃は、コロナ禍の影響でキャンパスに通えなかったこともあって、みんなが行き来するのを見ていると幸せになります。
授業以外で、どんなことに取り組んでいる?
休みを利用して、旅行へ出かけるようにしています。名古屋ではウナギ、沖縄では海ぶどうなど、現地の食材を味わうように心がけています。
最後に、ヴィクトリアさんのモットーを教えてください。
自分に厳しく人にはやさしく、を大事にしています。一回きりの人生だからもっと気楽に、楽しみながら夢に向かって頑張ります。
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