天理大学人文学部の国文学国語学科のカリキュラムは、国文学・国語学の両方の分野をバランスよく学べる構成になっています。今回は、1・2年次に開講される中古文学講読1を紹介します。
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この授業は、主に『竹取物語』の影印本を用いて学習します。履修者みなが、熱心に取り組んでいます。

授業では、1人1回、発表が回ってきます。発表者は担当箇所の変体仮名を現行の文字に直します。その上で、語釈と現代語訳を加えていきます。さらに、発表者ごとにテーマを設定し、その内容を図書館や共同研究室で調べて、自分の意見をまとめます。

発表は緊張することもありますが、学生の成長を促すとても重要な機会になります。
(人文学部国文学国語学科 原 豊二)