徳島県海陽町多良古墳群で地中レーダ探査を行いました 2025.05.26 人文学部歴史文化学科教育・研究地域・企業との連携受験生の方へ地域社会とつながる学生同士がつながる卒業生とつながる # 考古学コース

徳島県海陽町多良古墳群にて

 歴史文化学科考古学コースでは、教員・学生有志が参加する遺跡調査チームが、自治体等の要請を受けて各地に出動し、遺跡探査などの実践的な調査研究を推進しています。

https://www.tenri-u.ac.jp/news/39688/

 
 とくに、発掘することなく地下の様子を探る遺跡探査は1990年代から取り組みを進めており、現地で取得したデータは専用ソフトで解析し、地下遺構の有無を検討していきます。

 探査で得られたデータは、遺跡の調査、保存・活用のさまざまな局面で用いられます。

 今回は、徳島県に文化財専門職として勤務する有本結香さん(歴史文化学科卒業生)から相談があり、5月10日~11日、南陽町に所在する多良古墳群(たらこふんぐん)で地中レーダ探査を行いました。非常勤講師を含む教員3名(岸田・桑原・小田木)、学生5名(4年次生:2名、2年次生:3名)が参加し、現場で汗を流しました。


 探査の目的は、保存が決定した多良1号墳・2号墳の埋葬施設に関する情報を得ることでした。

測量の準備をします。
杭の正確な位置を測ります。
地中レーダ探査を行います。
徳島市阿波史跡公園を見学(左端は卒業生の有本結香さん)。



参加者コメント

  • 前回よりも確実にスキルアップしていると感じました。探査の仕組みや手順を前回よりもよく理解できスムーズに作業をすることができました。自分の技能の広がりを感じ、嬉しかったです。(光川千晶:歴史文化学科考古学コース2年)
  • 私にとって4回目の探査で、以前よりも機械の使い方などを理解し、動けていたと感じます。現場が思っていた以上に山道でしたが、充実した貴重な体験でした。(福島眞奈:歴史文化学科考古学コース2年)
  • 今回の探査は、機械の扱いや記録など自分から動ける場面が増えました。遠方で不安もありましたが、皆さんの手助けがあって無事に作業を終えることができました。(小木曽真彩:歴史文化学科考古学コース2年)

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