天理市「介護予防・フレイル予防の推進」事業に協力 2024.10.07 体育学部体育学科社会連携地域・企業との連携地域社会とつながる # 社会連携

体育学部体力学研究室(中谷敏昭 教授)では、天理大学 学術・研究・教育活動助成(地域課題研究助成)を受け、包括連携協定を結んでいる天理市の事業に参加し、「フレイル」(健康な状態と要介護状態の中間の段階を指す用語)予防のために必要な筋力の基準値を調べています。

天理市では、市内の公民館等を利用した「通いの場」の活動(いきいき百歳体操、STEP体操、活脳クラブ等)を推進し、介護を予防するための様々な社会参加活動を推進しています。中谷教授は、これらの活動で実施される体力測定において、フレイルを予防するために必要な「脚筋力」と「肩周辺筋力」の基準値を作成して介護予防に役立てる研究を行っています。

昨年度は、椅子からの立ち上がりには体重の1.24倍の「脚筋力」がないと、フレイルに陥る恐れがあることを明らかにしました。

今年度は、「肩押力」という胸の前で両手を押し合う際の肩関節周辺の筋力、そして、「肩引力」という両手で引き合う際の肩関節周辺の筋力を調べています。この調査でもフレイルに該当する人の基準値を算出し、天理市民の介護やフレイルの予防に活かしていく予定です。

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