歴史文化学科歴史学専攻では、本年、24名の卒業生を送り出しました。その卒業生のみなさんに、大学生活を振り返り、将来への希望、在校生へのメッセージなどを記してもらいました。

思い出、そして感謝 有田伊吹
天理大学での4年間、私は多くの人に支えられ、様々な経験をさせていただきました。入学当初は知り合いもおらず、住んでいた地域も違う人達と仲良くなれるのだろうかと不安でした。しかし、新入生歓迎合宿や奈良・京都への巡見、また朱雀会の一員として体育大会や天理大学祭に参加して、同級生だけでなく先輩・後輩とも良い関係を築き、有意義な時間を過ごすことができました。
しかし、2020年からの2年間は新型コロナウイルスの影響により大学生活が一変しました。1年中マスクを着け、授業はリモートとなり、それまで当たり前だったことは何一つできなくなりました。そういった生活を送る中で、あらためて先生方が熱心に授業してくださり、先輩・後輩や友人と楽しく過ごせることが貴重な時間であることを実感しました。
4年間での大学生活を無事に過ごすことができたのは、すべて両親や友人、先輩や後輩、先生方や職員の皆さまのご支援のおかげだと思います。このご支援に応えるべく、社会人としてこれからも精進していきたいと思います。
コロナは、いまだに油断のできない状況で、1・2・3年生の皆さんが思い描いていた大学生活とは全く違うかもしれません。しかし皆さんには、数年後天理大学を卒業する時に「色々大変だったけど良い経験ができた」と振り返られるような思い出を作ってほしいと思います。(進路:アドバンサー株式会社)
