関西高校生スペイン語レシテーション(朗読)コンテスト・第52回全国スペイン語弁論大会を開催 2023.12.27 国際学部外国語学科国際体験 # スペイン語コース

「第1回関西高校生スペイン語レシテーション(朗読)コンテスト」ならびに「第52回全国スペイン語弁論大会」(主催:天理大学西伯語専攻、後援:駐日スペイン大使館・天理市・奈良新聞社・朝日出版社)が、12月17日、天理大学研究棟第1会議室にて開催されました。

今回初の試みとなった高校生を対象とした「レシテーションコンテスト」には、関西圏の6高校から13名が、また52回の伝統を誇る弁論大会には7大学から11名が参加。表現力豊かな朗読や思いを込めたスピーチが披露されました。

アルコイリス会賞を受賞した渕之側さん

本学からは、スペイン語・ブラジルポルトガル語専攻2年次生の3名が出場。「他人の靴を履いてみる」の演題でスピーチした渕之側更(2年・上野)さんがアルコイリス会賞を受賞しました。

そして、中島道乃(2年・天理)さんが「自信」、松下真弓(2年・阪南大学)さんが「人に迷惑をかけないとは何か」と題したテーマで演台に立ち、聴衆の心をひきつける力強いスピーチを行いました。

中島道乃さん
松下真弓さん
司会を務めた会田さん(右)、長谷川さん

スペイン語・ブラジルポルトガル語専攻の学生たちはコンテスト以外の場面でも活躍し、同専攻の学生で構成する「アルコイリス会」が大会運営を担ったほか、会長を務める松浦理乃(3年・天理教校学園)さんがスペイン語で開会挨拶を行い、会田広志(3年・豊川)さんがスペイン語で、長谷川蛍乃夏(3年・加古川南)さんが日本語でそれぞれ司会進行をおこないました。

また、杉山聡一氏(奈良新堀ギター音楽院生駒教室代表)夫妻がフラメンコ・ギターの演奏で大会を盛り上げてくれ、高校生と大学生が交流する場も持たれるなど、スペイン語を学ぶ若者が集い親睦を深め、たがいに切磋琢磨する貴重な一日となりました。

外国語学科スペイン語・ブラジルポルトガル語専攻 野口茂教授コメント
スペイン語の魅力に惹かれ、語学の修得に励む若者が一同に集い、日々の努力の成果を披露できる場を設けたいとの思いで、今回はこれまでの全国スペイン語弁論大会に加え、高校生を対象としたレシテーションコンテストの同時開催を企画いたしました。ご後援いただいた関係機関、高校・大学の関係者ならびに本専攻の学生ボランティア、そして何よりも当日若さ溢れるスピーチを披露してくださった参加者皆様のおかげで、大変充実した大会とすることができました。お一人おひとりに心より御礼申し上げます。

なお、コンテストならびに大会の上位入賞者は以下のとおりです。

レシテーション(朗読)コンテスト受賞者

高校の部
優勝:小川真邪さん(大阪府立佐野高等学校3年)
準優勝:村上舞さん(兵庫県立国際高等学校2年) 
第3位:マック茉莉沙さん(兵庫県立国際高等学校2年) 

弁論大会受賞者

大学の部
優勝:金田蒼平さん(中京大学4年)
準優勝:西山紗和さん(東海大学1年)
第3位:西岡夏穂さん(神田外語大学3年)

入賞者には賞状や楯、副賞のほか、(株)志摩スペイン村様からペアパスポートが、(株)朝日出版社様からはスペイン語の参考書が、また本学の海外協定校であるメキシコのプエブラ栄誉州立自治大学(BUAP)からは記念品がそれぞれ贈呈されました。

ファン・ロペス准教授コメント
本大会に参加するための努力を重ねてこられた皆さんに、心から敬意を表したいと思います。感情豊かな朗読や、それぞれの思いのこもったスピーチ、どれもが素晴らしいものでした。また本専攻から出場した3名は、スペイン語圏への渡航歴がなく、かつスペイン語の学習を始めて1年半でありながら、日々の練習の成果を十分に発揮してくれました。次の目標に向かってさらに頑張ってもらいたいと思います。

渕之側更さんコメント
当日参加された方々や運営の皆様、そしてこのような素晴らしい大会を開いてくださった先生方に感謝したいと思います。大会前は自分のことばかりで、他のことを考えることはありませんでした。しかし大会を通じて自分が沢山練習したからこそ、他の出場者がどれくらい練習してきたのかを感じることができましたし、かれらのスピーチから新たな学びなどがありとても楽しいものでした。他大学から参加した方々と交流することもでき、順位を競う以上に多くのことを学べる大会になりました。

中島道乃さんコメント
人前で話すことが苦手なわたしにとって、この弁論大会はとても大きな経験になりました。大会までの間、大学の先生方、クラスメイトたちにたくさん支えていただき、多くのことを学ぶことができました。また大会でも出場者の皆さんの発表をみてたくさんの刺激をもらいました。この経験を活かして、今後もスペイン語学習により力を入れたいです。貴重な機会をいただきありがとうございました。

松下真弓さんコメント
私は、「留学前に何か大きな事に挑戦して結果を残そう」と考え、弁論大会に出場することを決めました。なかなか原稿の内容がまとまらず、先生方に何度も相談にのっていただきました。また多くの方々から応援していただきました。私が弁論大会で発表できたのは、そうした方々に支えていただいたおかげです。感謝の気持ちでいっぱいです。皆さま本当にありがとうございました。弁論大会を通して自分の大きな課題が見つかったので、今回の様な後悔をしないために、今後に活かしていきたいと思います。

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