東馬場 郁生(天理教校研究所研究員)2006年3月26日発行
序 「きりしたん」とは
第1章 宣教師の来航と初期きりしたん伝道(1549~1580年)
1 きりしたん開教
2 初期日本伝道の特徴(1551~1580年)
第2章 きりしたんの象徴とその意味
1 きりしたんとキリスト教の象徴
2 きりしたんの象徴の解釈
3 宣教師のイメージ
第3章 伝道の改革と発展(1580~1614年)
1 新たな布教方針
2 伝道の進展
第4章 きりしたんの教えとその意味
1 きりしたん教理書『どちりな・きりしたん』
2 『どちりな・きりしたん』の特徴
3 救済の場としての「後生」の強調
第5章 きりしたんの儀礼の諸相
1 「ばちうずも」と「ぺにてんしゃ」
2 生活の中の儀礼
第6章 きりしたんの禁制と弾圧(1614~1644年)
1 禁制への道のり
2 きりしたん弾圧
第7章 禁制下の信仰
1 殉教のすすめ
2 棄教、潜伏、殉教
第8章 きりしたん史から見えてくるもの
第9章 天理ときりしたん資料
第10章 きりしたん研究のゆくえ
1 きりしたん通史への展望 — 潜伏期変容論の再考をてがかりに —
2 きりしたん研究のゆくえ
あとがき