中 純子(天理大学国際文化学部准教授) 2008年7月26日発行
はじめに
第一部 楽曲連奏
1 「高山流水」 — 善聴ということ
2 「韶」 — 理想の音楽像
3 「天籟」 — あるがままの音
4 「広陵散」 — 別世界とのつながり
5 「四夷の楽」 — 中華思想の体現
6 「霓裳羽衣曲」 — 宮廷からの伝播
7 「竹枝曲」 — 地方の音
8 「楊柳枝」 — 音で再現された江南
9 「伊州」 — 敦煌の音楽
10 「蘭陵王」 — 日本に残る中国の舞
第二部 音の諸相
1 中国の葬儀と音楽
2 中国の宗教と音楽
3 儒教のなかの音楽
4 仏教における音楽
5 抗日と音楽
6 清末の学校唱歌と日本
7 讃美歌と中国
8 京劇の音楽
9 年中行事の音
10 労働と音楽
第三部 楽器随想
1 古代の風と音
2 音楽考古学
3 古代音楽の豊穣さ — 編鐘 —
4 外来か伝統か[1] — 琵琶 —
5 外来か伝統か[2] — 箜篌 —
6 外来か伝統か[3] — 篳篥 —
7 辺塞の音 — 胡笳 —
8 胡人の奏楽
9 中国音楽史研究の課題と方法[1]
10 中国音楽師研究の課題と方法[2]