「なら歴史芸術文化村」と留学生が意見交換会を実施 2023.11.24 国際学部日本学科(留学生対象)国際体験社会連携地域・企業との連携 # 社会連携

 2023年11月24日、国際学部の日本研究コース(留学生対象)と「なら歴史芸術文化村」が、インバウンド向けの施策に対する意見交換会を実施しました。

 本学と「なら歴史芸術文化村」とは、2019年7月に連携協定を奈良県と締結しており、2022年の開村以来、寄付講座の実施や同村イベントに本学創作ダンス部が参加するなど、幅広い連携活動を行っています。

 同村と天理大学では、連携を充実させるため、定期的に協議を重ねています。そのなかで同村スタッフより「インバウンド向けの施設表示や案内をバージョンアップしたいので、外国人観光客の視点について留学生の皆さんの意見を聞かせてほしい」との要望が出され、意見交換会を実施する運びとなりました。

 意見交換会は、日本研究コース(留学生対象)の芹澤知広教授が担当する「日本文化概論」の履修学生の協力を得て実施。9月29日に6名の留学生と芹澤教授が、同村の文化財修復・展示棟を見学し、改善提案や質問、そして学生たちが率直に感じたことを芹澤教授が取りまとめ、同村スタッフに届けました。

 11月24日に実施された意見交換会で、取りまとめられた資料をもとに、同村スタッフが留学生に質問する形式で進められました。
 留学生からは、「『文化村まであと〇km』という指示板があった方がいい」、「修復工房に多言語の説明がほしい」、などの改善提案に加え、「修復できない文化財は、どのように対応するのですか」といった、率直な質問も寄せられ、同村スタッフにとっても、文化財の保存と活用における意義を留学生の視点から再確認する貴重な意見交換会となりました。

 日本研究コース(留学生対象)は2024年改組で「日本学科(留学生対象)」として新たにスタートし、同村との連携をさらに深めて様々な授業展開にも取り組んでいく予定です。

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