外務省在外公館派遣員に合格 2023.02.27 学長室国際学部外国語学科国際体験 # スペイン語コース# ブラジルポルトガル語コース

第97回外務省在外公館派遣員試験において、俣野理樹さん(スペイン語・ブラジルポルトガル語専攻4年・水口東)が合格し、2023年3月から2年間の予定で、在キューバ日本国大使館に派遣されることになりました。

在外公館派遣員とは、日本政府の在外公館である、世界各国の日本大使館、総領事館などで公館業務をサポートする人材で、選考に合格すると、在外公館に原則2年間派遣され、関連機関との折衝や事務手続きなど、外交業務をあらゆる面でサポートする重要な役割を担います。

宗教性・国際性・貢献性を掲げる本学では、1989年に在外公館派遣員を初輩出して以降、途切れることなく各国への派遣を続けており、延べ55名となりました。(そのうち11名は、派遣員終了後に外務省職員として採用)
また、本学では、「天理大学ビジョン2025」に基づき「外交官養成プロジェクト」も2018年より始動し、本学の少人数教育の伝統を活かして、難関の外交官試験を突破し、建学の精神を世界で体現できる人材の育成に努めています。

俣野さんは、高校生の時に聴いたラテン音楽に魅了され、スペイン語を理解できるようになりたいとの思いから本学へ入学。入学後は、スペイン語検定取得にチャレンジしたり、iCAFéでレッスンを受講したりするなど努力を重ね、2021年8月より1年間、コロンビアのバジェ大学に留学しました。

俣野さんは、留学中、在コロンビア日本国大使館主催の全国日本語弁論大会を見学し、大会の成功のために奮闘している大使館職員の仕事ぶりを見て、日本の代表として誇りや責任感を持って勤務する姿に憧れ、在外公館派遣員を目指すことになりました。

第一次試験(昨年10月29日に実施)突破後は、2次試験の対面形式で行われるスペイン語会話の試験に向けて、本学のネイティブ教員やコロンビアの友人たちに練習相手となってもらうなどして本番に望み、難関の在外公館派遣員試験に見事合格しました。

1月16日、永尾教昭学長のもとを訪れた俣野さんは、在外公館派遣員合格の報告を行い、「留学中も、毎日の予習・復習を続けたことで、自分でも驚くくらいに語学力が伸びたと思います。」と合格までの道を振り返り、「在外公館派遣員として、邦人のサポートはもちろんのことながら、派遣先の国の人たちのサポートも行い、日本とその国との架け橋になりたいと思います。」と、これからの抱負を述べました。

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