教員・研究者一覧

非常勤講師

人文学部
池田華子 (イケダ ハナコ)
Hanako Ikeda

基本情報

学位修士(教育学)2007年3月、京都大学大学院
博士(教育学)2010年5月、京都大学大学院
担当科目臨床教育学特論
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(受講対象者別)
現在の専門分野臨床教育学、シモーヌ・ヴェイユの思想
現在の研究課題臨床教育学の方法の探究、臨床教育的関係論の理論構築
所属学会名教育哲学会、教育思想史学会、日本ホリスティック教育協会、関西教育学会
経歴京都大学教育学部教育科学科(2000年4月~2004年3月)
京都大学大学院教育学研究科修士課程(2004年4月~2007年3月。※2004年4月〜2005年3月まで休学)
京都大学大学院教育学研究科博士後期課程(2007年4月~3月)
京都府立菟道高等学校臨時任用講師(2010年6月〜2011年3月)
天理大学人間学部総合教育研究センター講師 着任(2011年4月)

現在に至る

研究活動詳細

著書

  • 災害と厄災の記憶を伝える―教育学は何ができるのか― (共著),勁草書房,第六章 厄災に臨む方法としての「注意」─「不幸」の思想家との対話 2017年01月
  • ワークで学ぶ道徳教育 (共著),ナカニシヤ出版,183-196頁 2016年03月31日
  • 道徳教育を考える――多様な声に応答するために (共著),法律文化社,140-144頁 2012年09月24日

論文

  • 〈生の実践知〉継承に関する日韓比較研究 : 地蔵盆と茶礼のフィールドワークを通して (共著),『総合教育研究センター紀要』 天理大学人間学部総合教育研究センター(第14号),39-53頁 2015年06月
  • 教師バーンアウト研究への一視角―臨床教育学的ナラティヴ・アプローチの可能性と課題 (単著),『総合教育研究センター紀要』天理大学人間学部総合教育研究センター(第13号),41-59頁 2015年03月
  • 関係を生きる応答性―ヴェイユの「注意」に見る教育の臨床知― (単著),『ホリスティック教育研究』第16号,17-29頁 2013年02月25日
  • 「脱創造」に見るシモーヌ・ヴェイユの「関係」論―「関係」の奥底へ― (単著),『臨床教育人間学』(京都大学大学院教育学研究科臨床教育学講座)第11号,5-15頁 2012年06月
  • シモーヌ・ヴェイユに見る「関係」の創造性―「創造的注意」に基づく臨床教育的関係論 (単著),京都大学大学院教育学研究科博士学位論文(主査:矢野智司、副査:斉藤直子、皆藤章) 2010年05月
  • シモーヌ・ヴェイユの「創造的注意」―「関係」における創造性の恢復に向けて― (単著),『教育哲学研究』第99号,83頁〜101頁 2009年05月
  • シモーヌ・ヴェイユにおけるメタクシュのはたらき―「関係」概念の捉えなおし― (単著),『京都大学大学院教育学研究科紀要』第54号,398頁〜411頁 2008年03月
  • The Concept of Attention in Simone Weil: Toward Its Ordinariness and Creativity(特集 京都大学大学院教育学研究科・ロンドン大学教育研究所第一回国際会議) (単著),『臨床教育人間学』京都大学大学院教育学研究科臨床教育学講座、第9号,115頁〜121頁 2008年

その他

  • 【ラウンドテーブル】ホリスティックな実践知を語り直す:『対話が紡ぐホリスティックな教育-変容をもたらす実践をもとに』の執筆を通して (共同),日本ホリスティック教育/ケア学会創設大会 2017年06月18日
  • 【口頭発表】教師バーンアウト研究における臨床教育学的アプローチの検討 (単独),ホリスティック教育研究大会 2015年06月20日-2015年06月20日
  • 【翻訳】『ソーシャルワークにおけるスピリチュアリティとは何か 人間の根源性にもとづく援助の核心』 (共著),ミネルヴァ書房,第5章 ソーシャルサービスの宗教的観点とソーシャルワーク実践への洞察 2014年12月10日
  • 【口頭発表】方法としての「注意」による「不幸」のケア――「不幸」と災害との繋がりから (単著),日本教育学会近畿支部公開研究会「災害の記憶と人間形成」 2014年06月29日
  • 【司会】第二報告「出来事を語り-聴く 場の共同醸成と記憶の分有」岡部美香[京都教育大学] (共著),日本教育学会・近畿地区シンポジウム「災害の記憶と教育―阪神・淡路大震災の想起と追憶をめぐる討議―」 2013年06月29日
  • 【口頭発表】A Comparative study on ‘Arts of eating’ and their Heritage in Korean and Japanese Funerals: Significance and Challenge of Methodology (共同),卓越した大学院拠点形成支援国際フォーラム「実践知と教育研究の未来」 2013年03月20日-2013年03月21日
  • 【口頭発表】シモーヌ・ヴェイユの「創造的注意」に見る「関係」の創造性 (単独),教育哲学会第53回大会(中央大学文学部) 2010年10月16日-2010年10月17日
  • 【口頭発表】「創造的注意」から臨床教育的関係論へ―シモーヌ・ヴェイユの「創造的注意」に見る「関係」の創造性― (単独),ホリスティック教育研究大会(神戸親和女子大学) 2010年06月26日-2010年06月27日
  • 【翻訳】John P. Miller(中川吉晴監訳)『魂にみちた教育―子どもと教師のスピリチュアリティを育む―』 (共著),晃洋書房,※第2章の翻訳を担当。 2010年02月
  • 【口頭発表】The Sense of the ‘Supernatural’ in Simone Weil: Reconsidering the Ordinary in Education (単独),国際教育哲学会(INPE: International Network of Philosophers of Education)第11回大会、京都 2008年08月09日-2008年08月12日
  • 【口頭発表】The Concept of Attention in Simone Weil: The Pure Eyes for Nothing (単独),International Colloquium between the Institute of Education (IoE), University of London, and the Graduate School of Education, Kyoto University (Kyoto), 2008年03月25日-2008年03月26日
  • 【論文】The Possibility of the Silence: The Chasm of the Language (単著),『研究開発コロキアム 平成19年度 研究成果報告書』大学院教育改革支援プログラム「臨床の知を創出する質的に高度な人材養成」,85頁〜86頁 2008年03月
  • 【論文】距離の逆説(パラドクス)―「対話」における近さと遠さについて― (単著),『対話をめぐる繋がりと裂け目―祈り・修辞・読書―京都大学大学院教育学研究科「理論・実践融合型による教育学の研究者養成」研究開発コロキアム研究成果報告書』,42頁〜51頁 2007年03月

教育活動詳細

作成した教科書、教材、参考書

  • 道徳教育テキストの執筆  2010年03月01日-2012年09月24日

学会・社会活動等

一般活動

  •  日本ホリスティック教育/ケア学会 理事 2017年06月18日
  •  関西教育学会第64回大会、分科会の司会 2012年11月10日-2012年11月10日
  •  関西教育学会会員 2012年11月09日-現在まで
  •  日本ホリスティック教育協会会員 2010年04月-現在まで
  •  教育哲学会会員 2008年04月-現在まで
  •  国際教育哲学会(INPE: International Network of Philosophers of Education)大会運営事務局スタッフ 2007年11月-2009年03月
  •  教育思想史学会事務局幹事 2007年09月-2009年09月
  •  教育思想史学会会員 2007年09月-現在まで

講演・公開講座等

  • 生駒市民カレッジ(教養講座)「こころを考える」 「視点が変わる、関係が変わる」:今は問題だと思えることも、視点を変えれば、豊かな実りをもたらす種かもしれません。こころの視点が変わると、身近な人・もの、そして自分との関係が変わる―そんな変化についてお話ししました。,生駒市教育委員会,南コミュニティセンターせせらぎ 2011年07月30日

外部資金による研究・活動等

  • 〈生の実践知〉を継承する技法に関する歴史的教育人類学的研究―日韓の比較を通して― 〈生の実践知〉とは、人間的・社会的な日常生活を送るのに必要な知恵や振る舞いをさす。東洋 の教育的伝統を特徴づけるといわれている〈生の実践知〉の世代継承過程については、まだ十分 には解明されていない。そこで本研究では、〈生の実践知〉を次世代に継承する諸技法を 1) 音・ 声、2) 色・形(平面・立体)、3) 空間構成 の 3 つに類型化し、それぞれについて、人間の成長 と成熟に及ぼす作用および教育実践上の意味と有効性を具体的に解明する。この解明に際しては、 東洋と西洋との比較思想研究を通して、東洋の伝統の特徴をより明確に描出するとともに、日本 と韓国におけるフィールド調査研究を通して、比較思想研究の成果をさらに臨床的に検証する。 これらの研究成果を総合して、東洋の伝統を活かした新たな教育実践理論を創成する。 ,科研費・基盤研究(C) 2014年04月01日-2016年03月31日
  • ヴェイユ思想に基づく持続可能な対人援助に関する研究―援助的関係を支える「注意」の創造性― 本研究では、シモーヌ・ヴェイユが提示した「注意」概念の分析を通して、持続可能な援助的関係のあり方を探究する。 今日では教育や看護・医療をはじめとする対人援助職従事者の「燃え尽き」現象が指摘されて久しく、その対処や予防の仕方について様々な議論がなされている。ケアリング理論の普及により、相互作用としての援助的関係という考え方が広まったものの、ケアする人とケアされる人との関係が補完的二者関係としてイメージされる限り、ケアする人の「燃え尽き」は避けられないのではないだろうか。本研究では、ヴェイユが理不尽な苦しみに直面した「不幸な人」のせいに寄り添う態度として提示した「注意」、及びその最終的な形態としての「創造的注意」に関する分析をもとに、ケアリング的な二者関係とは異なる、持続可能な援助的関係のあり方を対人援助の倫理の問題として探究する。,上廣倫理財団平成24年度研究助成 2013年01月01日-2014年12月31日
  • 東洋の伝統をいかした〈生の技法〉の学習と教育に関する比較研究-「食」を手始めに- (研究分担) 平成24年度は、平成23年度に立ち上げた共同研究組織のメンバーとともに、またこのメンバーによる文献研究と比較思想研究の成果をいかしながら、「人の誕生と葬送に際しての「食」の作法」について、日本と韓国でインタビューと参与観察による調査研究を行う。これを通して、「食」に関する〈生の技法〉の学習・教育過程を具体的に解明する。 日本および韓国の調査先には複数回訪問し、かつ比較的長期間滞在し調査を実施する。経費の都合上、ドイツを複数回訪問することが難しいため、ドイツとの比較による東西比較研究に関しては、鈴木と高松がこれまで蓄積してきたWulf氏との共同研究成果をいかすとともに、Wulf氏とEメールやSkypeによるインターネット上の会議を通して密接に連絡を取り合いながら推進する計画である。 最終年度の平成25年度は、平成23〜24年度に得られた研究成果を踏まえて、〈生の技法〉の体得を基軸とする東洋の伝統をいかした学習論・教育論のフレームワークを創成する。この新たなフレームワークを国内外の学会や誌上で発表するとともに、日本と韓国の研究者を招聘し、このフレームワークに関連する国際研究会を開催したいと考えている。 http://kaken.nii.ac.jp/d/p/23653245.ja.html,科研費・挑戦的萌芽研究 2011年04月28日-2014年03月31日

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