基本情報
学位 | 修士(文学)京都大学 |
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担当科目 | 飛鳥・奈良時代の考古学 考古学・民俗学特講4 考古学・民俗学特講5 考古学実習1 考古学実習2 考古学実習3 考古学・民俗学課題研究1 博物館情報・メディア論 博物館資料保存論 西アジア考古学 卒業論文演習<考民> |
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現在の専門分野 | 考古学・文化財科学 |
現在の研究課題 | 古墳時代から奈良時代の装飾大刀、金属生産史(日本・西アジア) |
所属学会名 | 史学研究会、日本文化財科学会、古代学協会、日本西アジア考古学会 |
免許・資格等 | 博物館学芸員資格、X線作業主任者免許 |
経歴 | 1998年3月京都大学文学部史学科卒業(考古学) 2004年3月京都大学大学院博士後期課程指導認定退学(考古学) 2004年4月~2013年4月元興寺文化財研究所研究員 2013年5月~2014年3月東京国立博物館研究員 2014年4月~現職 |
メッセージ | 天理大学は布留遺跡、石上神宮、杣之内古墳群などに囲まれた豊かな歴史的環境の中に位置し、研究室には最新の考古学調査、保存科学の方法を学ぶことのできる機材や設備が充実しています。加えて天理参考館には世界中の考古資料・民俗資料が所蔵されており、環境・設備・資料すべてにおいて恵まれたなかで考古学を学ぶことができます。 |
研究活動詳細
論文
- Excavating at the Lower Shelf of Tel Rekhesh(査読あり) (共著),Nicolò Marchetti, Francesca Cavaliere, Enrico Cirelli, Claudia D’Orazio, Gabriele Giacosa, Mattia Guidetti, Eleonora Mariani (eds.), Proceedings of the 12th International Congress on the Archaeology of the Ancient Near East, Vol. 2, Wiesbaden: Harrassowitz ,281-292 2023年05月22日
- 鉄器時代の開始と「フェニキア人」(査読あり) (単著),『古代文化』第73巻第4号,47-57 2022年03月31日
- The Excavations at Tel Rekhesh, Israel: The Results of 2013–2017 Seasons(査読あり) (共著),Adelheid Otto et al. (eds.), Proceedings of the 11th International Congress on the Archaeology of the Ancient Near East, Volume 2, Wiesbaden: Harrassowitz,115-128 2020年
- 聖書考古学の最前線 (共著),季刊考古学 141号 雄山閣,61-65 2017年11月01日
- 捏造された狂気?―フェニキアの幼児供犠 (単著),天理大学考古学・民俗学研究室編 モノと図像から探る妖怪・怪異の東西 勉誠出版,61-80 2017年03月31日
- イスラエル考古学における金属生産史研究(査読あり) (単著),『古代文化』第68巻第3号,34-44 2016年12月01日
- 東大寺金堂鎮壇具―大刀を中心として― (単著),東大寺の新研究1東大寺の美術と考古、法蔵館,87-110 2016年03月31日
- 龍・鳳凰・鬼―怪獣を纏った大刀― (単著),モノと図像から探る妖怪・怪獣の誕生、勉誠出版,107-127 2016年03月20日
- 4.奈良時代の装飾大刀 (単著),『国宝東大寺金堂鎮壇具保存修理調査報告書』東大寺,273-278 2015年03月31日
- 金銅装頭椎大刀の製作技術と佩用者像 (単著),『兵庫県香美町村岡文堂古墳』 大手前大学史学研究所研究報告大13号,163-176 2014年05月08日
- 装飾大刀 (単著),『古墳時代の考古学第4巻 副葬品の型式と編年』同成社,95-110 2013年05月31日
- 寺山古墳出土の象嵌刀装具 (単著),『明石を掘るII』発掘された明石の歴史展実行委員会,71-76 2012年11月
- 陰劔・陽劔の発見と出土大刀の考古学的意義 (単著),『考古学雑誌』第96巻 第2号、日本考古学会,36-50 2012年06月
- Chronological Position of Pottery (単著),『EL-ZAYYAN2007-2010』、Tokyo Institute of Technology,49-58 2012年03月
- ものつくりの科学 鉄 (単著),『古墳時代の考古学 第8巻 隣接科学と古墳時代研究』、同成社,47-56 2012年03月
- 中村1号墳出土装飾大刀群の位置付け (単著),『中村1号墳』 出雲市教育委員会,197-206 2012年03月
- エジプト西方砂漠ハルガオアシスのローマ時代土器 (単著),『坪井清足先生卒寿記念論文集 埋文行政と研究のはざまで』、坪井清足先生の卒寿をお祝いする会,541-548 2010年11月
- 金銅装頭椎大刀から検出されるAgの解釈 (単著),『遠古登攀―遠山昭登君追悼論文集―』、真陽社,1-16 2010年06月
- 古墳時代刀剣の変遷に関する覚書 (単著),『元興寺文化財研究所研究報告2007』(財)元興寺文化財研究所,35-40 2008年03月
- 「折衷系」装飾大刀考 (単著),『古代武器研究』第7号 古代武器研究会,50-57 2006年12月
- らせん状柄巻きをもつ装飾大刀―中村1号墳出土大刀の検討から― (単著),『出雲市埋蔵文化財調査報告第16集』出雲市教育委員会,23-32 2006年03月
- 双葉剣菱形杏葉の検討 (単著),『福井県遠敷郡上中町所在大谷古墳』上中町教育委員会,34-37 2005年03月
- 心合寺山古墳出土の鉄製武具 (単著),『史跡心合寺山古墳整備事業報告書』八尾市教育委員会,133-143 2005年03月
- 心合寺山古墳出土鉄製三葉環頭大刀の構造と意義 (単著),『史跡心合寺山古墳整備事業報告書』八尾市教育委員会,144-149 2005年03月
- 伝統系装飾大刀の製作系譜 (単著),『元興寺文化財研究』№85元興寺文化財研究所,1-9 2004年07月
- 外装からみる装飾大刀 (単著),『鉄器研究の方向性を探る』鉄器文化研究会・大手前大学,131-144 2003年11月
- 刀剣装具の復元と位置づけ (単著),『史跡昼飯大塚古墳』大垣市教育委員会,439-447 2003年03月
その他
- Methods for studying ancient scale (lamellar) armor in Japan and its possible application to the archaeology of the Levant (口頭発表) (共著),ISF-JSPS Joint Research Program “Urbanism and Technological Innovation: A view from Ancient Israel” The 2nd Workshop at Tokyo National Museum 2023年02月28日
- The Efficiency of GPR Survey ―In the Case of Excavations at Tel Rekhesh―(ポスター) (共著),American Society of Overseas Research Annual Meeting 2021, Chicago. Nov. 17-20 Virtual. Dec.9-12(オンライン発表) 2021年12月09日-2021年12月12日
- Anaharath, Amarna Letters (EA237-239), and Tel Rekkhesh(ポスター) (共著),American Society of Overseas Research Annual Meeting 2021, Chicago. Nov. 17-20 2021年11月17日-2021年11月21日
- Excavation at [the] lower shelf of Tel Rekhesh, 2006-2010, 2019(口頭発表) (共著),The 12th International Congress on the Archaeology of the Ancient Near East, Bologna(online) 2021年04月08日
- イスラエル国、テル・レヘシュの「下の町」―第12次調査(2019年)を中心に―(口頭発表) (共著),第28回西アジア発掘調査報告会、日本西アジア考古学会 2021年03月
- アナハラトの歴史解明へ向けて―イスラエル、テル。レヘシュ第12次発掘調査― (紙上報告) (共著),第27回西アジア発掘調査報告会、日本西アジア考古学会 2020年03月
- ヒエ塚古墳墳丘北側・東隣接地における物理探査 (共著),『天理市文化財調査年報』平成30年度天理市教育委員会 2020年03月
- 天理市東乗鞍古墳2019年調査報告 (共著),『古事』第24冊天理大学考古学・民俗学専攻 2020年03月
- 東乗鞍古墳(第3次) (共著),『天理市文化財調査年報』平成30年度天理市教育委員会 2020年03月
- Chemical Compositions of Bronze Artifacts from Tel Rekhesh (ポスター) (共同),American schools of oriental research, 2019 annual meeting 2019年11月
- 奈良県桜井市茶ノ木塚古墳における物理探査(ポスター) (共同),日本文化財科学会第36回大会 2019年07月
- 天理市東乗鞍古墳2018年調査報告 (共著),『古事』第23冊天理大学考古学・民俗学専攻 2019年03月
- 東乗鞍古墳(第2次) (共著),『天理市文化財調査年報』平成29年度天理市教育委員会 2019年03月
- 京都府京丹後市網野銚子山古墳における物理探査(ポスター) (共同),日本文化財科学会第35回大会,抽出不可 2018年07月
- テル・レヘシュ遺跡における初期シナゴーグの調査(招待講演) (単独),西日本新約聖書学会第59回研究発表会 2018年06月
- The excavations at Tel Rekhesh,Israel : The results of 2013-2017 seasons (共同発表),he 11th International Congress on the Archaeology of the Ancient Near East 2018年04月
- 岐阜県大野町領家実相院跡2017年調査報告 (共著),『古事』第21冊天理大学考古学・民俗学専 2018年03月31日
- 下ガリラヤ地方における初期シナゴーグの新例―テル・レヘシュ第10次発掘調査(2016年) (共著),第24回西アジア発掘調査報告会、日本西アジア考古学会,抽出不可 2017年03月31日
- 岐阜県大野町大御堂城跡2016年調査報告 (共著),古事 天理大学考古学・民俗学研究室紀要 第21冊,26-41 2017年03月31日
- 西乗鞍古墳後円部墳頂および東斜面における物理探査 (共著),古事 天理大学考古学・民俗学研究室紀要 第21冊,42-50 2017年03月31日
- 下ガリラヤ地方における初期シナゴーグ の新例―テル・レヘシュ遺跡第10次発掘調査(2016年― (共著),平成28年度 考古学が語る古代オリエント第24回西アジア発掘調査報告会報告集,34-39 2017年03月26日
- 岐阜県大野町における考古学調査(2015年) (共著),古事 天理大学考古学・民俗学研究室紀要 第20冊,43-56 2016年03月31日
- 西アジアに出現した大帝国の支配を探る―テル・レヘシュ遺跡第9次発掘調査― (共著),平成27年度考古学が語る古代オリエント 第23回西アジア発掘調査報告会報告集,15-19 2016年03月26日
- コラム 龍 (単著),『モノと図像から探る怪異・妖怪の世界』 天理大学考古学・民俗学研究室(編),101-107 2015年03月20日
- イスラエル国テル・レヘシュ遺跡第8次発掘調査(口頭発表) (小野塚拓造と共同),イスラエル考古学研究会 2014年12月20日
- キトラ古墳出土遺物とその意義 (単著),『特別展キトラ古墳壁画』 東京国立博物館,99-102 2014年04月22日
- 一夜塚古墳出土遺物調査報告書 (共編),朝霞市教育委員会 2011年03月
- (図録)もの・ワザ・情報―古の匠に挑む― (編集),(宗)元興寺・(財)元興寺文化財研究所 2009年10月
- ハンドヘルド蛍光X線を活用した古墳時代装飾大刀の調査(口頭発表) (単独),日本文化財科学会第26回大会、名古屋大学 2009年07月
- エジプト西方砂漠ハルガオアシス、アル・ザヤーン神殿遺跡の発掘調査(口頭発表) (共同),日本西アジア考古学会発掘報告会、古代オリエント博物館 2008年03月
- 鷹島海底遺跡出土大刀の構造復元―蒙古襲来の考古学的検討へ向けて―(口頭発表) (共同),東アジア文化遺産保存国際シンポジウム2007、大韓民国国立中央博物館 2007年11月
- 装飾大刀の佩用者論(口頭発表) (単独),第7回古代武器研究会、滋賀県立大学 2006年01月
- ヤマトの大刀とエミシの大刀―材質・技法・デザインにみる地域間交流―(口頭発表) (共同),日本文化財科学会第22回大会、北海道大学 2005年07月
学会・社会活動等
一般活動
- 日本考古学会幹事 2013年06月01日-現在まで
講演・公開講座等
- 東大寺金堂鎮壇具 -大刀を中心に- 東大寺金堂鎮壇具について、大刀を中心に発見の経緯、派生する問題などについて講演した。,東京国立博物館・東大寺,東京国立博物館平成館大講堂 2013年10月30日
- 鎮壇具の大刀について 東大寺金堂鎮壇具の大刀について、発見の経緯、派生する論点、大刀の構造について講演をおこなった。,東大寺,東大寺総合文化センター 2013年04月
- 陰劔・陽劔の発見と出土大刀の考古学的意義 東大寺金堂鎮壇具より発見された陰陽剣の考古k学的意義について講演をおこなった。,日本考古学会,東京文化財研究所 2011年05月
外部資金による研究・活動等
- ポータブル蛍光X線分析計を活用した装飾大刀の網羅的調査研究 日本列島古墳時代の装飾大刀全般について、ポータブル蛍光X線分析計による、製作技法の調査を網羅的に実施した。装飾大刀製作技法の変遷を解明するための基礎となるデータを収集することができた。,科学研究費補助金(若手A) 2007年04月01日-2009年03月31日