教員・研究者一覧

教授

国際学部
国際文化学科
中祢勝美 (ナカネ カツミ)
NAKANE Katsumi

基本情報

学位「修士(文学)金沢大学大学院文学研究科」
担当科目多文化共生論 生活文化演習1<ヨーロッパ・アフリカ> 生活文化演習2<ヨーロッパ・アフリカ> 生活文化演習3<ヨーロッパ・アフリカ> 生活文化演習4<ヨーロッパ・アフリカ> ドイツ語演習<A> ヨーロッパ多文化共生論 ヨーロッパ多文化共生論 ヨーロッパ・アフリカ現代事情 ヨーロッパ・アフリカ現代事情
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(受講対象者別)
現在の専門分野ドイツ現代史,ドイツ語圏の文化と社会
現在の研究課題独仏関係史,独仏文化交流
所属学会名日本独文学会
経歴奈良日独協会理事
天理の夜間中学をつくり育てる会会員
文学修士(1992.3)金沢大学大学院
メッセージ授業では主にドイツを中心とするヨーロッパの現代史、文化、社会に関する講義やゼミを担当しています。外国人問題、環境、福祉、人権、教育など、今の日本社会が抱える諸問題を考えるうえで、ドイツの取り組みはとても参考になります。ゼミでは、文献調査はもとより、ドイツで1ヶ月間かけて行なわれる「文化実習」での体験や国内でのフィールドワークを踏まえて、「自分の頭で問いを立て、議論のなかでみんなで一緒に考える」をモットーにしています。

研究活動詳細

論文

  • バルバラの『ゲッティンゲン』(2)ードイツ語版(1967年)およびその成立に関わった人々ー (単著),天理大学、『天理大学学報』(第72巻・第1号,通巻第255輯),1~28頁 2020年10月26日
  • 「『記憶の場』としてのオラドゥール・シュル・グラーヌ -独仏和解とEUについて考える-」 (単著),EU研究会編、法律文化社、『ドイツ統一から探るヨーロッパのゆくえ』,38~59頁 2016年12月25日
  • バルバラの『ゲッティンゲン』(1)-「独仏和解の歌」とその成立- (単著),天理大学、『天理大学学報』(第68巻第1号,通巻第243輯),49-78頁 2016年10月26日
  • バルバラの『ゲッティンゲン』-歌の成立に関わったゲッティンゲンの人々- (単著),シャンソン研究会,『シャンソン・フランセーズ研究』第7号,21~45頁 2015年12月20日
  • 東部ドイツから見たEU -旧東ドイツの再建とEUの東方拡大- (単著),天理大学EU研究会(編)『グローバル化時代のEU研究 環境保護・多文化共生の動向』,ミネルヴァ書房,91頁〜111頁 2010年04月10日
  • 現代史-ドイツ統一とEU (単著),『EUと現代ドイツ-歴史・文化・社会』 世界思想社,39頁〜61頁 2003年10月30日
  • ・「心の壁」は消えたか-内なる統一の達成度 ・公的介護保険-五番目の社会保険 ・ドイツ国際平和村-地道な活動を続けるNGOの底力 ・生命倫理-ヒトの誕生はどこまで操作すべきか (単著),『現代ドイツの社会・文化を知るための48章』 明石書店,111頁〜114頁、125頁〜128頁、133頁〜140頁 2003年04月02日
  • ナチ強制収容所における性暴力 (単著),独文研究室報 第17号 金沢大学独文学研究会,67頁〜80頁 2002年03月29日
  • 戦後ドイツの文学と社会 (単著),『知の扉新しいドイツへ』 晃洋書房,37頁〜41頁 1999年04月20日
  • ドイツにおける公的文学振興の構造[I] (単著),『金沢大学文学部論集 言語・文学篇』第17号 pp.79-91 1997年
  • ヴァイマル共和国の<俗悪・不潔>闘争──「非公式の民衆芸術」に対する了解── (単著),『独語独文学科研究年報』第21号 北海道大学ドイツ語学・文学研究会 pp.41-61 1995年

その他

  • ドイツから見たバルバラ(6)「凱旋コンサート」 (単著),白水社,『ふらんす』,(2021年9月号),44~45頁 2021年09月01日
  • ドイツから見たバルバラ(5)「『ゲッティンゲン』のドイツ語版」 (単著),白水社,『ふらんす』(2021年8月号),44~45頁 2021年08月01日
  • ドイツから見たバルバラ(4)「ゲッティンゲン」をめぐる独仏交流(後編) (単著),白水社,『ふらんす』(2021年7月号),44~45頁 2021年07月01日
  • ドイツから見たバルバラ(3)「ゲッティンゲン」をめぐる独仏交流(前編) (単著),白水社,『ふらんす』(2021年6月号),44~45頁 2021年06月01日
  • ドイツから見たバルバラ(2)タローとバルバラ (単著),白水社,『ふらんす』(2021年5月号),28~29頁 2021年05月01日
  • ドイツから見たバルバラ(1) 「ラ・マルセイエーズ」VS「ペルランパンパン」 (単著),白水社,『ふらんす』(2021年4月号),42~43頁 2021年04月01日
  • 公開講座要旨: 「フランス・オラドゥール村虐殺事件 -独仏和解の視点からー」 (天理大学公開講座 地域研究への招待,2017年度第2回, 2017年6月10日,於:天理市文化センター) (単著),天理大学広報委員会、『天理大学公開講座』第10号(2017年度/2018年度),9-10頁 2020年03月
  • 学会発表: 「バルバラの『ゲッティンゲン』(独語版,1967年)の成立に関わった人々 -W.ブランディンとM.シェクスを中心にー」 (単独),日本独文学会京都支部 2019年度秋季研究発表会, 於:京都府立大 2019年11月24日
  • 口頭発表:バルバラの『ゲッティンゲン』 -ドイツ語版をめぐって- (単独),第30回シャンソン研究会(会場:信州大学人文学部) 2017年11月11日
  • 翻訳: 『ヒトラー暗殺計画・42』(ヴィル・ベルトルト著) (共訳),社会評論社,115頁~178頁(第5章,第6章) 2015年08月31日
  • 実践報告(講演と解説):講演 福島俊弘:「夜間中学の窓から見える私たちの社会」,解説 中祢勝美「多文化共生論」における特別授業 (共著),天理大学人権問題研究室,『天理大学人権問題研究室紀要』第18号,49~66頁,「7.解説:「多文化共生論」における特別授業の試み」(63~66頁) 2015年03月31日
  • 口頭発表:「バルバラの『ゲッティンゲン』-「仏独和解の成立をめぐって-」(第24回シャンソン研究会で) (単独 ),シャンソン研究会(代表:吉田正明信州大学人部学部教授),発表要旨:『シャンソン研究会会報』No.24,6~8頁 2014年11月08日
  • エリゼ条約と独仏交流 -ドイツ・フライブルクの独仏幼稚園・小学校を訪問して-(天理大学EU研究会第17会研究報告会での発表要旨) (単著),天理大学EU研究会発行,『Newsletter』No.1,5頁〜6頁 2013年07月15日
  • 報告書:「『ベルリンの壁』崩壊から20年-東西の格差と『心の壁』-』(天理大学公開講座 2009年度,ヨーロッパ学・アメリカ学への招待(共催:奈良新聞社),第3回(2009年5月16日) (単著),天理大学広報委員会・学校法人天理大学広報部『天理大学公開講座』第6号(2009年度/2010年度),10頁 2011年08月
  • 新聞記事:「「ベルリンの壁」崩壊から20年-「心の壁」と東西格差」 (単著),奈良新聞,5面  2009年07月10日
  • 新聞記事:「『ピサショック』に揺れるドイツの教育制度改革」 (単著),奈良新聞,5面 2002年10月01日
  • 「ドナドナ」とカツェネルソン (単著),「わたしらしくあたならしく天理大学人権ブックレット」天理大学人権教育推進会議,23頁〜24頁 2002年04月01日
  • 報告書:調査報告-「留学生日本語教育に関するアンケート」- (共著),外国語教育 第27号 天理大学外国語教育センター,51頁〜67頁 共同執筆のため担当個所特定できず 2001年03月15日
  • 報告書:「体験的ドイツ事情-変遷するドイツ」平成12年度文部省ドイツ語教育担当教員ドイツ派遣研修に参加して (単著),独文研究室報 第16号 金沢大学独文研究会,21頁〜39頁 2001年03月
  • 翻訳: 『ヨーロッパの差別論』(ヤン・C.ヨェルデン編) (共訳),明石書店,47頁〜124頁,235頁〜253頁 (449頁中97頁を担当) 1999年12月20日
  • 翻訳: 「インターネットを使ったタンデムによる外国語学習の手引」 (共訳),翻訳・編集:インターネットタンデム・外国語学習研究会,18頁〜23頁 1998年03月

学会・社会活動等

一般活動

  •  奈良日独協会・理事(主な担当:国際交流,青少年交流,県内大学・高校) 2019年05月18日-現在まで
  •  独立行政法人大学入試センターが実施する大学入試センター試験の教科科目第一委員会委員(ドイツ語部会) 2012年04月01日-2014年03月31日

講演・公開講座等

  • 第6回天理大学まほろばエコロジー講座:「天大生が見てきたドイツの環境都市フライブルク」 この講座は、地域の人々に環境について学ぶ機会を提供し、産官学民協同による「エコ・シティ天理」を目指そうと、天理大学が2017年度から始めた新しい事業である。今回の講座では、「天大生が見てきたドイツの環境都市フライブルク」というテーマのもと、2016年度の「異文化実習」を受講した4名の学生が、環境に配慮した町づくりのアイデアや、「ソーシャル・エコロジー」のコンセプトを掲げるヴォバーン(Vauban)地区でのフィールドワークの体験を、写真を交えて報告した。中祢は「異文化実習」担当者という立場から、この授業の目的や実習の主なプログラム、さらにフライブルクの町の歴史や環境政策の歩みについて説明した。この日は、実習でチューターを務めてくれたフライブルク教育大の女子学生2名も留学先の愛知県から駆けつけてくれたこともあり、環境問題に高い関心を持っておられる参加者とのあいだで活発な質疑応答が交わされた。質疑応答では中祢が通訳を務めた。,天理大学,天理駅南団体待合所 2018年01月19日
  • フランス・オラドゥール村虐殺事件 -独仏和解の視点から- ナチスによるホロコーストが荒れ狂ったのは東欧だったが、第二次世界大戦末期のフランスでも全村民が無差別に惨殺される悲劇が起きた。この講座では、73年前の6月10日に起きた事件の概要と背景を紹介したうえで、戦後の裁判における問題点や独仏の歴史的和解の意義について考察した。,天理大学および天理市 (後援:奈良新聞社),天理市文化センター 4階会議室 2017年06月10日
  • ラジオ番組への出演:「ベルリンの壁崩壊20周年についてのコメント」 東海ラジオ放送の番組「小島一宏モーニングアイランド」に電話で生出演し、まもなく20周年を迎えるベルリンの壁崩壊の歴史的意義と、旧東ドイツ地域の再建の現状、そしてドイツが抱える今後の課題について発言した。 2009年10月30日
  • 「ベルリンの壁」崩壊から20年 -東西の格差と「心の壁」 冷戦の象徴であったベルリンの壁が崩れてから、今年は20年という節目の年に当たる。壁崩壊から僅か11ヶ月という速さで悲願の再統一を果たしたドイツだが、異なる体制下で暮らしてきた東西市民の心理的な一体感はどこまで醸成されているのか。ドイツで継続的に行なわれている世論調査も踏まえて考えてみたい。,天理大学・奈良新聞社共催,天理大学杣之内キャンパス4号棟(42A教室) 2009年05月16日

外部資金による研究・活動等

  • 2014年度ドイツ語教育担当教員ドイツ派遣プログラムへの参加 ドイツ政府の機関であるゲーテ・インスティテュート(別称「ドイツ文化センター」)が世界中のドイツ語教員を対象に実施している研修プログラムに申し込み、書類審査の結果、奨学金を頂いて参加した。研修テーマは「ベルリンの暮らし」。短期間ながら、さまざまな国から集まったドイツ語教員とともに躍動するドイツの首都で生活しながら、19世紀以前の歴史、ナチスの過去およびそれに向き合う活動、冷戦による分断時代、移民との共存を模索する地区ごとの試みなど、現場を訪ねてインタビューを行い、他の参加者と議論するスタイルのプログラムであった。2回目の参加だったが、今回も大いに刺激を受けた。,ゲーテ・インスティテュート(ドイツ文化センター,ドイツ政府機関) 2014年08月10日-2014年08月16日

大学運営等

大学、学部運営等に関する諸活動

  • 天理大学国際交流協力協議会委員  2015年04月01日-現在まで
  • FD委員会委員  2014年04月01日-現在まで

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