基本情報
学位 | (1) 学士(韓国語・地域文化)【取得大学:神田外語大学 外国語学部 韓国語学科】 (2) 修士(学術)【取得大学:東北大学 大学院 環境科学研究科】 (3) 文学博士 【取得大学:高麗大学校 文科大学院 国語国文学科】 |
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担当科目 | 韓国・朝鮮語C(文法) 韓国・朝鮮語D(文法) 韓国・朝鮮語学概論2 韓国・朝鮮語E(会話) 韓国・朝鮮語科指導法1 韓国・朝鮮語演習3<A> 韓国・朝鮮語演習4<A> 韓国・朝鮮語海外語学実習 多文化理解と言語(韓国・朝鮮語) 基礎ゼミナール1<韓国> 基礎ゼミナール2<韓国> 韓国・朝鮮語A(文法)<3コマ登録> 韓国・朝鮮語B(文法)<3コマ登録> |
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現在の専門分野 | 現代韓国・朝鮮語文法論 |
現在の研究課題 | 現代韓国・朝鮮語のモダリティー研究、分析的な形の研究 |
所属学会名 | 朝鮮学会、朝鮮語及び周辺諸言語研究会、韓国語学会(한국어학회)、韓国言語学会(한국언어학회) |
経歴 | (1) 湖南大学校 人文社会大学 日本語学科 専任講師(2007年9月~2009年12月) (2) 又松大学校 専任講師(2011年3月~2012年6月) (3) 又松大学校 助教授(2012年7月~2019年2月) (4) 天理大学 国際学部 外国語学科 韓国・朝鮮語専攻 准教授(2019年4月~現在) (5) 龍谷大学 国際学部 非常勤講師(2023年4月~現在) |
メッセージ | 母語との類似点と相違点を把握することが外国語の習得にとって重要です。韓国・朝鮮語と日本語の「どこが似ていて、どこが違うのか」ということを意識しながら学ぶ姿勢を常に保ちましょう。 天理大学の韓国・朝鮮語学科は、未来の日韓の架け橋となるような人材の育成に取り組んでおり、高度な韓国・朝鮮語能力が身に付くようにカリキュラムが組んであります。 情熱を注いで教育に臨みますので、皆さんは私たち教員から多くのことを学び、韓国・朝鮮語のエキスパートになって下さい。 |
研究活動詳細
著書
- 『韓国語学研究: 現代韓国語文法の記述的論文集』 ISBN 978-4-384-05006-6 (共著(執筆部分: 第2部「現代朝鮮語のモダリティー論: モーダルな分析的な形を中心に」)),三修社,pp. 125-366(242頁) 2021年05月
論文
- 「現代朝鮮語の使動詞(사동사)による使役について:拘束的モダリティ性の発生条件を中心に」 (単著),菅野裕臣先生追悼学術論集編集委員会(編)『菅野裕臣先生追悼学術論集』, 銀河書籍,pp. 105-133(査読有り) 2024年03月
- 「拘束的モダリティ(deontic modality)らしさ」とは何か?:現代朝鮮語の文法形式の場合 (単著),神田外語大学 韓国語学会, 『韓国語学年報』第19号,pp. 1-36(査読有り) 2023年04月
- 依存名詞 '둥'/'듯' 反復構成体の共通点と相違点(의존명사 '둥'/'듯' 반복 구성체의 공통점과 차이점) (単著),ソウル大学校 言語教育院(서울대학교 언어교육원),『語学研究(어학연구)』第58巻1号(Korea Citation Index, Crossref, Linguistics and Language Behavior Abstracts 登載誌),pp. 91-118(査読有り) 2022年04月
- モダリティの観点から見た分析的な形の 'I-게 되다': 'I-게 하다' との比較 (単著),神田外語大学 韓国語学会, 『韓国語学年報』第17号,pp. 1-36(査読有り) 2021年04月
- 使役を表す分析的な形 'I-게 하다' について:モダリティーの観点からの考察 (単著),神田外語大学 韓国語学会, 『韓国語学年報』第16号,pp. 29-70(査読有り) 2020年04月
- 頻度性と時間的局所限定性の相関関係:韓国語の文法的連語を中心に(빈도성과 시간적 국소 한정성의 상관관계: 한국어의 문법적 연어를 중심으로) (単著),西江大学校 言語情報研究所(서강대학교 언어정보연구소), 『言語と情報社会(언어와 정보 사회)』第39号(Korea Citation Index 登載誌),pp. 1-30(査読有り) 2020年03月
- 「対命題機能 」 を持つ 現代朝鮮語の 分析的な形について:認識性と頻度性 の観点から (単著),神田外語大学 韓国語学会, 『韓国語学年報』第15号,pp. 23-58(査読有り) 2019年04月
- 「現代朝鮮語におけるムード形式の連鎖現象に関する雑考:参与者志向モダリティーの連鎖を中心に」 (単著),成澤勝博士古稀祝賀記念論集編集委員会(編)『五次元視角からの東アジア・・・空間・時間・人間・・・(成澤勝博士古稀祝賀記念論集)』, 銀河書籍,pp. 1-17 2018年11月
- '-는 법이다'と'-기 마련이다'のモダリティーの程度性('-는 법이다'와 '-기 마련이다'의 양태 정도성) (単著),ソウル大学校 言語教育院(서울대학교 언어교육원), 『語学研究(어학연구)』第54巻1号(Korea Citation Index, Crossref, Linguistics and Language Behavior Abstracts 登載誌),pp. 97-121(査読有り) 2018年04月
- 分析的な形'II-ㄹ락 말락 하다'について (単著),神田外語大学 韓国語学会, 『韓国語学年報』第14号,pp. 43-69(査読有り) 2018年04月
- 証拠性とモダリティーをめぐる諸問題:特に 'I-더-' を中心に (単著),神田外語大学 韓国語学会, 『韓国語学年報』第13号,pp. 27-65(査読有り) 2017年04月
- '冠形詞形語尾 + 성싶/듯싶/듯하-'の機能の違い('관형사형 어미 + 성싶/듯싶/듯하-'의 기능 차이) (単著),西江大学校 言語情報研究所(서강대학교 언어정보연구소), 『言語と情報社会(언어와 정보 사회)』第30号(Korea Citation Index 登載誌),pp. 99-130(査読有り) 2017年03月
- 現代朝鮮語のモーダルな分析的形式についての基礎的研究 (単著),神田外語大学 韓国語学会, 『韓国語学年報』第12号,pp. 55-100(査読有り) 2016年04月
- '-(으)ㄹ 것이-'と'-(으)ㄹ 터이-'についての一考察('-(으)ㄹ 것이-'와 '-(으)ㄹ 터이-'에 대한 일고찰) (単著),西江大学校 言語情報研究所(서강대학교 언어정보연구소), 『言語と情報社会(언어와 정보 사회)』第27号(Korea Citation Index 登載誌),pp. 85-116(査読有り) 2016年03月
- 現代韓国語における文法的連語のモダリティー体系研究(현대 한국어 문법적 연어의 양태체계 연구) (単著),高麗大学校 文科大学院 国語国文学科, 博士学位論文 (月巌学術賞受賞博士学位論文),pp. 1-380 2014年06月
- '-(으)ㄹ 수 {있/없}-'の意味構造とモダリティー性('-(으)ㄹ 수 {있/없}-'의 의미구조와 양태성) (単著),ソウル大学校言語教育院(서울대학교 언어교육원), 『語学研究(언학연구)』第49巻3号(Korea Citation Index, Linguistics and Language Behavior Abstracts登載誌),pp. 527-554(査読有り) 2013年12月
- 多義性分析の立場から見た'-겠-'の意味構造(다의성 분석의 입장에서 바라본 '-겠-'의 의미구조) (単著),韓国言語学会(한국언어학회), 『言語(언어)』第36巻1号(Korea Citation Index 登載誌),pp. 93-116(査読有り) 2011年03月
- 分析的な形 II-ㄹ 생각이- 類雑考 (単著),神田外語大学 韓国語学会, 『韓国語学年報』第6号,pp. 41-62(査読有り) 2010年03月
- 現代韓国語における冠形節語尾の機能についての試論(현대 한국어 관형절 어미 기능에 대한 시론) (単著),韓国言語学会(한국언어학회), 『言語(언어)」第33巻4号(Korea Citation Index 登載誌),pp. 629-664(査読有り) 2008年12月
- 現代朝鮮語の連体形語尾 'II-ㄹ' 小考 (単著),神田外語大学 韓国語学会, 『韓国語学年報』第4号,pp. 1-20(査読有り) 2008年03月
- 現代朝鮮語の用言語尾システムにおける「法(mode)」の表現について:特に連体形語尾<II-ㄹ>を中心に (単著),東北大学 大学院 環境科学研究科, 修士学位論文 2005年02月
その他
- 口頭発表:「現代韓国語の依存名詞 ‘둥’ / ‘듯’ の反復形式について―意味・用法の違いをめぐって―」 (単独),朝鮮学会(第72回大会, 於:天理大学【オンライン開催】) 2021年10月03日
- 口頭発表 : 「使役」を表す分析的な形 'I-게 하다' について : モダリティーの観点からの考察 (単独),朝鮮語及び周辺諸言語研究会(第5回大会, 於: 神田外語学院) 2019年09月01日
- 口頭発表:「対命題機能を持つ分析的な形について:認識性と証拠性の観点からの試論」 (単独),朝鮮語及び周辺諸言語研究会(第4回大会, 於:神田外語学院) 2018年08月
- 口頭発表:「分析的形式 ‘II-ㄹ락 말락 하다’について」 (単独),朝鮮語及び周辺諸言語研究会(第3回大会, 於:神田外語学院) 2017年08月
- 口頭発表:「証拠性とモダリティーをめぐる諸問題:特に ‘I-더-’ を中心に」 (単独),朝鮮語及び周辺諸言語研究会(第2回大会, 於:神田外語学院) 2016年08月
- 口頭発表:「現代朝鮮語のモーダルな分析的形式について」 (単独),朝鮮語及び周辺諸言語研究会(第1回大会, 於:神田外語学院) 2015年08月
- 口頭発表:「他動性の観点から見た現代韓国語の「漢字語 + ha-da/doi-da」動詞について」 (単独),日本言語学会(第143回大会, 於:大阪大学) 2011年11月
- 口頭発表:「現代朝鮮語の用言語尾システムにおける「法(mode)」の表現について:特に連体形語尾 <II-ㄹ> を中心に」 (単独),朝鮮学会(第56回大会, 於:天理大学) 2005年10月03日
- 口頭発表:「連体形語尾 <II-ㄹ> について」 (単独),朝鮮言文学公開セミナー(於:東北大学 東北アジア研究センター) 2004年07月14日
学会・社会活動等
一般活動
- 令和6年度グローバル人材育成のための国際交流事業「韓国・瑞山市への中学生使節団」の一員として、現地にて通訳および引率業務を担当した。 2024年07月10日-2024年07月12日
- 『菅野裕臣先生追悼学術論集』の編輯委員 2023年03月-2024年03月
- 朝鮮学会 常任幹事・編輯委員 2019年04月01日-現在まで
講演・公開講座等
- 韓国・朝鮮語講座 令和6年度グローバル人材育成のための国際交流事業「韓国・瑞山市への中学生使節団」に参加する天理市中学校生徒17名および引率者数名を対象に、韓国・朝鮮語講座を開催した。,天理市まなび推進課,天理市文化センター4階会議室 2024年06月15日
- 【天理大学公開講座:外国語への招待】認知言語学的な観点から見た韓国・朝鮮語の使役表現について~モダリティーとの共通点を探して~ 認知言語学者のLeonard Talmyは英語における使役動詞とモーダル動詞が、認知言語学的に観察すると、まるでコインの裏と表の関係のように相互補完的な関係を形成していると指摘した。韓国・朝鮮語の分野では、これまで使役とモダリティーは別々に論じられてきた。本講演では、韓国・朝鮮語の場合にも使役とモダリティーの共通特徴を見出せることを論じた。,天理大学,天理市民会館 2021年07月10日
- 「음성학적 관점을 도입한 일본어 기초발음 연습법(音声学的観点を導入した日本語の基礎発音練習法): 초급자와 중급자를 대상으로(初級者と中級者を対象に)」 韓国語を母語とする日本語学習者のうち初級者と中級者を対象に調音音声学的観点を導入した発音練習法を教授した。,又松大学校,Zoomを利用したオンライン特別講義として実施 2021年01月29日
- 「現代朝鮮語文法論(モダリティー)」 【概要】分析的な形(analytic forms)に焦点を当て、現代朝鮮語のモダリティーについて講演を行った。内容は以下のとおり。 ① 術語をめぐる問題:ムード(mood)とモダリティー(modality) ② モダリティーの種類 ③ 現代朝鮮語のムード形式(modal forms)の種類 ④ モダリティーの程度性(degrees of modality) ⑤ 分析的な形(analytic forms)によって表されるモダリティー ⑥ モーダルな分析的な形の間の弁別性 ⑦ モーダルな分析的な形の役割,神田外語大学 韓国語塾,神田外語学院 2018年08月25日
- 「海外誘致研究者の円滑な国内定着のための支援方案」 【概要】外国人研究者が韓国での生活及び大学や研究機関等での職務を円滑に行い、定着のための必要条件や環境の是正について意見交換を行った。(パネルディスカッション),韓国研究財団(National Research Foundation of Korea) 2016年04月22日
- 「国際理解について」:国際的な人材とは? 【概要】富山国際大学付属高等学校の生徒を対象に、国際理解について自身の経験を交えながら講演を行った。,富山国際大学付属高等学校 2013年11月16日
受賞
- 月巌学術賞 月巌学術賞の「月巌」とは、高麗大学校教授の故パク・ソンウィ(박성의)先生の雅号(二つ名)である。同学術賞は、高麗大学校の大学院で博士号を取得した外国人研究者のうち、韓国学の発展に貢献した者に与えられる。,高麗大学校 文科大学院 2015年02月
- 特別功労賞 日本の大学及び機関とのネットワーク形成と人的交流に最善を尽くし、大学の発展に貢献した点が評価され、受賞に至る。,又松大学校 2012年10月
- 高麗大学校開校100周年記念「全国外国人ハングル白日場(詩文競作大会)」奨励賞 受賞 外国人対象の韓国・朝鮮語の詩文競作大会詩部門で奨励賞を受賞。,高麗大学校 2005年05月
- 財団法人 平和中島 日本人留学生奨学金 奨学金支給期間:24ヶ月,財団法人 平和中島 2004年08月
大学運営等
大学、学部運営等に関する諸活動
- 天理大学FD委員会委員長 2022年04月01日-2024年03月31日
- 『天理大学学報』審査委員(語学分野主任) 2020年04月01日-2022年03月31日
- 天理大学国際学部幹事 2020年04月01日-2022年03月31日
- 天理大学CALL運営委員 2019年10月17日-2020年07月31日
- 【韓国政府助成金事業】地方大学特性化事業(Creative Korea I Project)の企画及び運営委員(於: 又松大学校ソルブリッジ経営学部) 2014年09月01日-2019年02月28日
- 神田外語大学(日本)と又松大学校(韓国)とのデュアル・ディグリープログラム(Dual-Degree Program)の開発 2012年04月-2013年01月
- 国際交流担当業務(於: 又松大学校) 2011年04月01日-2019年02月28日
- 神田外語大学(日本)と又松大学校(韓国)との交換留学プログラムの開発 2011年04月-2011年09月
学生指導(課外活動など)
- 天理大学国際学部韓国・朝鮮語学科の「海外語学実習(韓国)」引率教員(主引率)の業務 2024年08月01日-2024年08月21日
- 2024年度春学期「韓国語能力試験(TOPIK)対策講座」を企画・運営し、学生の韓国・朝鮮語能力の底上げおよびTOPIKの中・上級合格を目標とした指導を実施した。 2024年05月-2024年07月
- 天理大学国際学部外国語学科韓国・朝鮮語専攻の海外語学実習(韓国)引率教員(副引率)の業務 2019年08月01日-2019年08月21日
- 海外研修引率(又松大学校ソルブリッジ経営学部の在学生を引率、訪問先: 名古屋外国語大学、(株)中部鋼鈑、トヨタ産業技術記念館等) 2018年02月04日-2018年02月10日
- 海外研修引率(又松大学校の奨学生を引率、訪問先: 神田外語大学、人工知能エキスポ、高度技術社会推進協会先端技術館等) 2017年06月28日-2017年07月02日
- 海外研修引率(又松大学校ソルブリッジ経営学部の在学生を引率、訪問先: 神田外語大学、QVC等) 2017年02月08日-2017年02月14日
- 海外研修引率(又松大学校の保健福祉学部の在学生を引率、訪問先: 岡山県立大学、川崎医療福祉大学付属病院等) 2016年08月22日-2016年08月25日