天理大学人権啓発プラン・天理大学人権啓発年間テーマ

2023年度人権啓発プラン

内容

各学部・事務部門等の機関や教職員・学生等の主催による人権啓発活動等が、年間を通じて実施されることを目指す。その目標のため、人権教育推進会議は、各種提案等を行い活動活性化への働きかけに努める。

全学(人権教育推進会議)

  • 天理大学人権啓発年間テーマ「わかりあい・みとめあい」のもと、年間重点課題として「『心と体』に関する共生の課題」を設定し、全学的啓発を展開する。
  • 学内の各セクション、教職員・学生の有志や個人より、人権啓発企画を募集し、適当と認めたものに補助を行う。募集・実施時期は、年間を通じた形で柔軟に検討する。
  • 学内で行われる活動について、相談に応じ、アドバイスを行う。
  • 学内で行われた活動の記録を収集し、その発信に努める。
  • 学外諸団体(法人、教団を含む)が開催する研修会について、教職員へ案内し、その参加を奨励する。
  • 人権デー(世界)および人権週間(国内)の普及、啓発に努める。
  • 教職員向け学内研修会を学生相談委員会との共催で行う。

各学部・事務部門

学生に対して

  • 各学部(あるいは学科、専攻、研究コース)は所属学生に対し、様々な場面をとらえて、主体的に人権に寄与する啓発を年に1度は行うものとする。大学は、そのための予算補助を行う。
  • 各事務部門は、所管や担当業務で企画開催する行事等のなかに、人権に寄与する内容や視点を主体的に反映させることをとおして、人権啓発に取り組むものとする。

所属の教職員に対して

  • 各学部(必要に応じ学科、専攻、研究コース)毎に、所属する専任教員に対する人権啓発を、年に1度は実施する(前記、学部等所属学生への人権啓発に組み込むこともできる)。大学は、そのための予算補助を行う。
  • 各事務部門は、所属の職員を対象とした人権啓発を、主体的に行うものとする。大学は、そのための予算補助を行う。

2023年度人権啓発年間テーマ

『わかりあい・みとめあい』

趣旨

人権(Human Rights)という言葉が生まれる以前から、他者を思い自分を思う、相互にわかりあい、みとめあう関係を希求する「こころ」をわたしたちはもっています。その「こころ」に、より広く、より深くとどく人権啓発をめざして、このテーマを設定しました。人権尊重のための新たな一歩を、みんなでふみだしていきましょう。

1948年に国際連合で「 Universal Declaration of Human Rights 」(日本語訳:世界人権宣言)が採択され、それ以降、日本でも人権を尊重しようとする努力が積み重ねられてきました。人権とは、「人間の尊厳に基づいて各人が持っている固有の権利であり、社会を構成するすべての人々が個人としての生存と自由を確保し、社会において幸福な生活を営むために欠かすことの出来ない権利」です。

このように、人権は、すべての人に備わった普遍的なものなのです。では人権を尊重して生活していくためには具体的にどう行動すればよいか−という段になると、定まった道筋が示されているわけではありません。

ですから、日常生活における個々別々の具体的な場面において、つねに人権を尊重した行動を行うためには、他者を思い自分を思う「こころ」というものを、わたしたち一人ひとりが、ふだんから大切にしておくことが必要なのです。特別な行事のときにだけ、思い出したように人権尊重を唱えるのでなく、日常的に小さな人権啓発を重ねることが重要です。

人権教育推進会議では、2023年度の重点課題として「『心と体』に関する共生の課題」を掲げ、学内のあらゆる場面で、教職員や学生が、すすんで人権について語り合い、たがいに人権意識を啓発しあえるような環境が整えられることに重点において、活動していきたいと考えています。

みんなが主体の人権啓発を、ささいなことからでも始めていきましょう。

天理大学人権教育推進会議

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