天理大学におけるChatGPT等の生成AIの教育・学習への利用について【学生向け】

近年、AI(人工知能)の技術革新はめざましく、ChatGPTをはじめとする生成AI(生成系AI)は、様々なメディアでとりあげられ、今後、社会の様々な場面で利用されていくことが見込まれます。生成AIは、機械学習アルゴリズムにもとづき、テキスト、画像、音声、音楽、プログラムコード等のコンテンツを生成できるAIの総称です。画像を生成できるAIの「Stable Diffusion」や、テキストを生成できる「ChatGPT」などがその代表です。これらの登場により、誰でも簡単に生成AIを利用できる環境が整いつつあります。
 今後、生成AIが、現在のGoogle検索、Yahoo検索等がインターネット上で活用されているのと同じように、社会生活の中で一般的に活用されたり、現在の検索ツールに生成AIが組み込まれたりする可能性が大きいと考えられることから、生成AIの利用について現状で考えられる留意事項について十分認識した上で、適切に利用することが望ましいと考えられます。
 ChatGPTをはじめとする生成AIの利用については、授業ごとに、使用の可否も含めて担当教員に確認の上で行う必要があります。ここでは、みなさんが生成AIを利用する際の留意事項について説明します。

教育・学習活動における生成AI利用に関する留意事項

 生成AIの利用にあたっては、以下の事項について留意することが大切です。

  • AIの出力をレポート課題の解答としてそのまま利用し、自身の学習成果とすることは適切であるとはいえません。また、このような利用は、みなさんの学力向上にはつながらないと考えられます。
  • 授業によってはAIの利用を禁止することもあります。また、場合によっては剽窃とみなされることもあります。
  • AIの出力には虚偽の内容が含まれる場合も少なくありません。利用者が出力内容の真偽について確認する必要があります。また、著作権を侵害する恐れがないかについても必ず確認しましょう。
  • 未発表の論文や個人情報など秘密にすべき情報を生成AIに入力すると、それらの情報が意図せず流出・漏洩してしまう可能性があります。個人情報や機密情報は入力しないようにしましょう。

※授業によっては、生成AIの使用を禁止したり限定したりすることがあります。授業での生成AIの使用については、担当教員の指示に従ってください。

なお、天理大学においては、今後の政府の方針や他の高等教育機関の事例・学内の意見等を踏まえ、上記留意事項の見直し・検討を継続していきます。

 

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