佛教大学・天理大学合同フィールドワークを実施―「グリ下」から子ども・若者支援の現場を学ぶ― 2026.09.08 人文学部社会福祉学科 # 社会福祉学科# フィールドワーク# 高校教職員の方へ# 受験生の保護者の方へ# 受験生の方へ

2026年8月6日(水)、佛教大学 岡部茜ゼミと天理大学 深谷弘和ゼミによる合同フィールドワークを大阪・難波で実施しました。岡部ゼミから11名、深谷ゼミから5名の4年生が参加し、子ども・若者支援の現場について学びを深めました。

深谷ゼミからは、社会的養護をテーマに卒業研究に取り組む学生たちが参加しました。今回のフィールドワークでは、近年「グリ下」と呼ばれ、家庭や学校などに居場所を見いだせない子どもや若者が集まる場所として全国的に注目されている、大阪・道頓堀周辺を訪れました。

「グリ下」へのフィールドワーク

当日は、グリ下に集まる子ども・若者への支援を行っているNPO法人D×Pのユースセンターを訪問し、スタッフの方から、グリ下の現状や若者たちが抱える困難、支援活動の実際についてレクチャーを受けました。その後、グリ下や難波の繁華街を歩き、若者が集まる場所の特徴や、座り込みを防ぐために設置された塀など、街の変化も実際に見学しました。

佛教大学の学生と合同でグループワーク

フィールドワーク終了後は、天理教御津大教会の会議室をお借りしてグループワークを実施しました。学生たちは、D×Pの活動について感じたことや、現地での気づきを共有しながら、「家庭を居場所と感じられない若者が、なぜグリ下を居場所としているのか」「就職や福祉サービスにつながる以前の段階で、生きづらさを抱える若者に対して、どのような支援が必要なのか」といったテーマについて活発に意見を交わしました。

オンライン合同ゼミで事前学習

今回のフィールドワークに向けては、事前に2回のオンライン合同ゼミを開催しました。第1回では、D×P代表・今井紀明さんの寄稿記事やTBS「報道特集」の特集映像を視聴するとともに、上間陽子氏の著書『裸足で逃げる』を読み、それぞれの感想や問題意識を交流しました。第2回では、グループごとにグリ下の若者たちを取り巻く状況やD×Pの活動について調査し、プレゼンテーションと意見交換を行いました。十分な事前学習を行った上で現場を訪れたことで、学生たちは現実の社会課題をより立体的に理解することができました。

参加した学生からは、「他大学の学生と意見交換をしながら現場を見ることで、自分にはなかった視点を得ることができた」「卒業研究で取り組んでいるテーマを考え直すきっかけになった」「もっと社会のことを学びたいと思った」といった感想が寄せられました。

天理大学の社会福祉学科では、教室で学んだ知識を現場で確かめ、他大学や実践現場の専門職との交流を通して考えを深める学びを大切にしています。今後も、学生一人ひとりが社会課題と向き合い、自ら考え、行動できるソーシャルワーカーを目指して学べる機会を積極的に設けていきます。

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