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 【宗教学科】

新入生・在校生への教員メッセージ④ 宗教学科 澤井治郎 講師

宗教学科の学生のみなさんへ

今年は、実際に大学に通って、教室で授業をうける時間が、例年よりも短くなりそうです。ということで、その分の時間が、なにか別のことに使えることになります。さあ、何をしましょうか。思いつくことはいろいろあると思います。しかし、なぜ現在、天理大学だけでなく多くの学校が授業をおこなっていないのか、なぜ非常事態宣言なるものが発令されているのかを考えると、選択肢はおのずと狭まってきます。たとえば、友達を誘って旅行に行くとか、みんなで集まって飲み会をするなんてことは、今やるべきではない。それでは、何をしましょうか。

本を読もう

せっかく時間ができたのだから、それを有効に使いたい。ボーっとしていても時間はどんどん過ぎていきますが、それではもったいない。かといって、あっちこっちと出かけることはできるだけ自粛すべきだと言われる。そんな今、私がみなさんにおすすめしたいのは、“本を読もう”ということです。

本をひらいてそこに書かれていることに没頭すると、その本は私たちが今まで知らなかった世界に連れて行ってくれます。たとえば、私が今読んでいるジャン=フランソワ・ドルティエ『ヒト、この奇妙な動物』(新曜社)という本は、何十万年、何百万年というタイムスパンでヒトの心理の進化について教えてくれます。読んでいるときは「へ~」「そうなのか~」とヒトという動物の世界に没入して楽しいですし、本を置いてあたりを見回すと、もはや読む前とは現実の見え方が変わっています。子どもがだだをこねる姿にも、“なるほど、これはヒトに特有な能力なんだ”と、妙に感心したりします。

そうした、勉強になって、しかも楽しいという読書体験をできるだけ多く積みかさねてもらえたらいいなと思います。その積みかさねは確実に人生を変えます。

何を読むべきか

読みたい本なんかない、という人もいることでしょう。私も学生時代の前半は読書が苦手でした。本を読むのは苦行だと思っていました。しかし、それをある本が変えてくれました。それは単純に「本て面白い!」という経験でした。そうなのです。面白い本はこの世の中に溢れているのです。読まないと、そんな面白い世界を知らないままうっかりと貴重な人生の時間を過ごしてしまうことになります。ですから、まずは本のタイトルが面白そうなどといった軽い動機でよいので、読んでみてください。ただ、一点だけアドバイスするとしたら、参考文献が書かれている本を選ぶことです。きっとそのなかに、次に読みたくなる本があります。

残念ながら図書館も閉まっているところが多いですが、インターネットを使えば手軽に本が買えますし、値段を抑えるには古本という手もあります。どんどん読んで、自分の知的世界をどんどん広げてください。

とはいえ、こんなことしようと計画をたてたり、次はこの本を読もうと考えたりすることができるのは、心身の健康があってこそです。今生かされていることに感謝し、身体に気を付けて、今できることをコツコツと積みかさねていきましょう。

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