永尾学長が新元号「令和」の典拠『万葉集 第五巻』を天理図書館で視察

新元号である「令和」の典拠となった『万葉集』は、天理大学附属天理図書館(東井光則館長)に多数所蔵されています。今回見学したのは天理図書館に所蔵されている中でも学術的価値の高い『万葉集 附訓本 古活字版』と呼ばれるものです。
天理大学情報ライブラリーの所長を兼ねる岡田龍樹副学長から、このことの報告を受けた永尾教昭学長は、4月4日、天理図書館を訪れ、現物を視察しました。
天理大学情報ライブラリーの所長を兼ねる岡田龍樹副学長から、このことの報告を受けた永尾教昭学長は、4月4日、天理図書館を訪れ、現物を視察しました。
永尾学長は、岡田副学長および情報ライブラリーでピア・サポーターズ(情報ライブラリーの利用をサポートする学生グループ)を務める2名の学生とともに、「令和」の典拠となった『万葉集 第五巻』の「梅花の歌三十二首并せて序」のくだりを、天理図書館の岡嶌偉久子司書の解説のもと視察をしました。




永尾学長と一緒に視察をしたピア・サポーターズの学生は、「歴史文化学科で学んでいるが、大変貴重な資料を身近で見ることができ、天理大学に入学して良かった」と感想を述べ、また「新しい時代を迎えるにあたり、古いことから学び取って新しい時代に活かしていきたい」と語りました。
視察を終えた永尾学長は、天理図書館の蔵書の質・量ともにその素晴らしさを再認識したと語りました。また、社会貢献の一環として、普段は貴重書として一般公開していない『万葉集 附訓本 古活字版』の一般公開を検討したいと述べました。