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第9回 福島県 「被災地支援ボランティア」を実施

本学は、東日本大震災発生時より、学内に「東日本大震災復興支援プロジェクト」を設置し、宮城県と福島県において継続して「被災地支援ボランティア」を実施してきた。

この夏の福島県での活動を紹介したい。

8月29日から9月1日に南相馬市といわき市の仮設住宅でプチカフェを開催

福島県でのボランティアは、8月29日から9月1日に、福島県内で31人(学生22人、教職員9人)が参加して実施された。活動内容は仮設住宅での傾聴ボランティアと被災地視察である。

仮設住宅でプチカフェを開催し、楽しい憩いのひとときを過ごす

活動1日目である8月30日は、南相馬市内の4カ所の仮設住宅を、2日目の8月31日はいわき市内の5カ所の仮設住宅を訪問した。

南相馬市内の会場は、事前にボランティア団体「JOYOUS LIFE 猪苗代」の齊藤容久さんが、いわき市内の会場には「いわきひのきしんセンター」の平澤薫さんが、「奈良県と福島県の特産物を食べながら、皆さまとお話などで楽しい憩いのひとときをともに過ごしたいと思っています」と「プチカフェ」の開催を宣伝しておられ、さらに、当日の個別訪問の呼びかけに応じて多くの方が参加してくれた。

プチカフェは、それぞれのグループによりゲームや歌、ジャグリングなどの趣向もあり、終始和やかに仮設の方との楽しいひとときを過ごした。

仮設の自治会長さんからも感謝の言葉をいただく

いわき市の高久第3仮設住宅の自治会長である茂木茂男さんの「仮設の住民は、家屋、田畑、自然、そしてそれまでの日常を奪われて、あとは時間との闘い。だから助け合わないといけないと明るく振る舞っているが、本当は気持ちの安らぎは寝るほんの少しの時間しか無い。だからこそ、有名な歌手が来るよりも、今日のような井戸端会議が、一番元気が出るのでありがたい」との言葉は、参加者にとってはうれしくも考えさせられる言葉であった。

学生の感想にも「人生や、津波で家族の思い出の物も流れたことについても語ってくれた。来てくれたことがうれしいと言葉に出してもらえ、少しは役に立ったことがうれしかった」(柳瀬みほ・外国語学科3年)という声があった。

いまだ手つかずの被災地を視察し、原発事故の現実を実感

 また、仮設住宅を訪問する前には、福島第一原子力発電所の事故により住民が避難している南相馬市の小高地区や富岡町などを視察。

JR常磐線の小高駅では、震災当日のままに駐輪されている通学・通勤の自転車・バイクに震災直後の切迫した状況を実感した。同じく富岡駅では、いまだ放置されている津波で壊れた駅や町の様子を見て、一同現実の厳しさを思い知らされた。

この災害を忘れないためにも日ごろから意識して

今回同行いただいた齊藤さんが言われていた、「“わざわざ”福島に来て泊まる、福島のものを食べる。“わざわざ”若い人が県外から来てくれるのが分かるからうれしい。だから“わざわざ”が支援になる」という一言が皆の心に残った。

「わざわざ」をそれぞれの心の中でいろいろな言葉に置き換えて考えてほしい。この災害を忘れないためにも、日ごろから意識していくことが大事だと教えてもらえた一言であった。

参加者の声

○小林峰大(人間関係学科3年)
みんな暗い気持ちを心に抱いているから、それを若い子に聞いてもらえるだけで心が楽になる、ほっとすると言ってもらった。「聴く」ことの大切さを実感した。「心の復興」「形の復興」、どちらもまだまだ課題が残っている。心の復興は、一生をかけてでも心に残った傷は消えないのだと感じた。まず自分にできることは、この現状や生の声を多くの人に伝えていくこと。そして、何より同じ日本という国で今もなお、自分たちの想像を遙かに超える辛い生活をしている人がいるということを、多くの人に「知ってもらう」、これに尽きると思う。

○椴谷 輝(宗教学科3年)
2年前はイチゴ畑のがれき処理で、身体を使って行う復興だった。しかし今回は、身体を使うことより心を使っての被災地の人々の心の復興だった。身体を使うことより、心を使う復興は大変だと思った。

○山中詩織(外国語学科3年)
現地の方も「2度目が重要だ。一度きりではだめなんだ」と言われていたが、何事も継続することが大切だと教えてもらった。

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