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 【クラブ】

天理大学雅楽部、韓国の百済文化祭に招請され舞楽などを披露

20回目の海外親善訪問演奏で、韓国は6回目

舞楽「納曾利」「蘭陵王」などを披露

 雅楽部は10月3日、韓国の扶余郡などで行われた第54回百済文化祭に招請されてオープニングイベントに出演。6カ国からの海外招待公演のトップをきって、同郡クドレ広場特設舞台で舞楽「納曾利」「蘭陵王」などを披露した。

 今回の公演は、第54回百済文化祭実行委員会からの招請と、奈良県企画部平城遷都1300年記念事業推進局・平城遷都1300年事業協会の要請を受けたもので、雅楽部一行22人は10月2日から5日まで韓国を訪れた。

 雅楽部は、1975年に初の海外公演をし、今回は20回目の海外親善訪問演奏旅行で、韓国は6回目。また、百済文化祭には第50回に続き2回目の参加となった。前回は、「伎楽」を同じく扶余郡のクドレ広場で演じた。

公演当日、韓国メディアのテレビカメラの放列

 雅楽部が公演した舞台は、1万人を収容できる大きな会場で、音響も優れていた。
 午後3時からの本番では舞楽「納曾利」に続いて「蘭陵王」を披露し、最後に管絃「越殿楽」を演奏した。
 当日は日差しがきつく、大勢の観客の多くが椅子席を避けテントから鑑賞するなか、取材用のテレビカメラが放列を作った。地元テレビ局が中継放送をし、忠清南道のテレビ局・CMBは、伎楽のドキュメンタリー番組作成のため、空港から公演まで丸二日間雅楽部を密着取材し、引き続いて天理でも取材する予定。

今回の公演関連メモ

○百済文化祭
 百済文化祭は韓国三大文化祭の一つで、忠清南道、扶余郡、公州市が共催。本年は10月3日から12日まで開催された。一昨年の第52回までは、扶余郡と公州市が一年交替で開催してきたが、昨年の第53回より両方で開催することになり、開幕式と閉幕式は交互に実施。本年は、扶余郡にて開幕式、公州市で閉幕式が行われた。

○平城遷都1300年記念事業の取り組み
 2010年に迎える平城遷都1300年には、記念事業として各種の行事などが企画されている。奈良県は、この記念事業を海外の方にも知ってもらおうと、さまざまな広報宣伝を企画・実行している。その一つに、各国のイベントに参加し、文化交流と広報活動を行うものがあり、昨年の中国・西安における「中秋の名月コンサート」、今回の、かつて百済の都であった扶余郡における「百済文化祭」もそれで、いずれも、本学雅楽部が公演を行った。

○伎楽と天理大学雅楽部
 伎楽は、『日本書紀』によると、推古天皇の20年(612年)、百済の味摩之がわが国に伝え、奈良時代には大寺に伎楽の面や装束が整えられ演じられていた。その後、平安時代になり、各国の楽舞とわが国固有の楽舞とが融合して現在の雅楽ができると、伎楽は演じられなくなり、民俗芸能に痕跡を残すのみで歴史から姿を消してしまった。

 識者の間では「幻の天平芸能」と呼ばれていた伎楽を、東大寺大仏殿昭和大修理落慶法要に際し、復興し演じたのが天理大学雅楽部であった。
 その後10年かけて文献にある演技を全て復興し、その後今日まで創作伎楽にも取り組んでいる。

 このことを知った沈雨晟氏が、百済の故地でもある公州においても、復興すべく、多くの学者に呼びかけ、シンポジウムを開催、百済伎楽の復興となった。そして、第50回百済文化祭では、日本の伎楽(天理大学)と百済伎楽が同じ舞台で演じた。
 なお、今回公演したクドレ広場の近くには、味摩之の記念碑がある。

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